レクサスNX 詳細データテスト 内装とインフォテインメントは大幅に進歩 動力系と乗り心地は要改善

公開 : 2022.03.26 20:25  更新 : 2022.03.27 14:56

スペック

レイアウト

NXのプラットフォームは、トヨタのTNGA−Kのバリエーション。トヨタではRAV4カムリレクサスではESが、GA-Kベースとなる。

パワートレインもトヨタ車に多く使われるもので、前輪をハイブリッドユニットで、後輪を電気モーターでそれぞれ駆動する。前後に機械的なリンクは存在しない。

TNGA-KプラットフォームがベースのNX。350hは前輪用ハイブリッドユニットを基本に、AWDモデルは後輪を駆動する電気モーターも搭載する。前後重量配分は58:42だった。
TNGA-KプラットフォームがベースのNX。350hは前輪用ハイブリッドユニットを基本に、AWDモデルは後輪を駆動する電気モーターも搭載する。前後重量配分は58:42だった。

テスト車の実測重量は、カタログ値+72kgで、前後重量配分は58:42だった。

エンジン

駆動方式:フロント横置き四輪駆動(後輪電力駆動)
形式:直列4気筒2487cc、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ87.5×103.5mm
圧縮比:14.0:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:190ps/6000rpm
最大トルク:24.3kg-m/4300-4500rpm
エンジン許容回転数:5900rpm
ハイブリッドアシスト:同期モーター・2基
モーター最高出力前/後:180ps/54ps
モーター最大トルク前/後:27.5kg-m/12.3kg-m
システム総合出力:244ps/6000rpm
システム総合トルク:-kg-m/-rpm
馬力荷重比:141ps/t
トルク荷重比:-kg-m/t
エンジン比出力:76ps/L

ボディ/シャシー

全長:4660mm
ホイールベース:2690mm
オーバーハング(前):1007mm
オーバーハング(後):963mm

全幅(ミラー含む):2130mm
全幅(両ドア開き):3700mm

全高:1640mm
全高:(テールゲート開き):2220mm

足元長さ(前席):最大1070mm
足元長さ(後席):700mm
座面~天井(前席):最大1000mm
座面~天井(後席):940mm

積載容量:521~1436L

構造:スティール/アルミモノコック
車両重量:1740kg(公称値)/1812kg(実測値)
抗力係数:0.35
ホイール前・後:20インチ
タイヤ前・後:235/50 R20 100V
ブリヂストン・アレンザ001
スペアタイヤ:なし(ランフラット)

変速機

形式:遊星歯車式パワースプリット(前)/ダイレクト駆動(後)
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
-  
最終減速比:-

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:14.5km/L
ツーリング:15.8km/L
動力性能計測時:6.1km/L
EV航続距離:35.4km

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):15.6km/L
中速(郊外):18.5km/L
高速(高速道路):18.2km/L
超高速:13.3km/L
混合:15.9km/L

燃料タンク容量:55L
駆動用バッテリー:-/-kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離:約798km
CO2排出量:144g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後: ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.4回転
最小回転直径:11.6m

ブレーキ

前:328mm通気冷却式ディスク
後:317mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS、EBA、EBD
ハンドブレーキ:電動、センターコンソールにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:-dBA
全開時(145km/h):74dBA
48km/h走行時:57dBA
80km/h走行時:63dBA
113km/h走行時:78dBA

安全装備

ABS/EBD/BA/ECB/VSC/VDIM/TPMS/HAC/TC
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温10℃
0-30マイル/時(48km/h):2.5秒
0-40(64):3.8秒
0-50(80):5.3秒
0-60(97):7.1秒
0-70(113):9.3秒
0-80(129):11.8秒
0-90(145):15.0秒
0-100(161):19.0秒
0-110(177):24.4秒
0-120(193):34.1秒
0-402m発進加速:15.5秒(到達速度:147.1km/h)
0-1000m発進加速:28.35秒(到達速度:184.9km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
スコダ・コディアックvRS 2.0 TSI 245PS 4×4 DSG
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h):2.1秒
0-40(64):3.1秒
0-50(80):4.4秒
0-60(97):5.9秒
0-70(113):7.7秒
0-80(129):10.0秒
0-90(145):12.6秒
0-100(161):15.8秒
0-110(177):19.9秒
0-120(193):25.0秒
0-402m発進加速:14.5秒(到達速度:148.4km/h)
0-1000m発進加速:26.6秒(到達速度:197.0km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):2.2秒

30-50(48-80):2.8秒

40-60(64-97):3.3秒

50-70(80-113):3.9秒

60-80(97-129):4.8秒

70-90(113-145):5.6秒

80-100(129-161):6.9秒

90-110(145-177):9.0秒

100-120(161-193):14.7秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温10℃
30-0マイル/時(48km/h):9.1m
50-0マイル/時(64km/h):25.7m
70-0マイル/時(80km/h):49.1m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.94秒

ライバルの制動距離

スコダ・コディアックvRS 2.0 TSI 245PS 4×4 DSG
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):11.2m
50-0マイル/時(64km/h):30.3m
70-0マイル/時(80km/h):59.2m

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Koichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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