【詳細データテスト】アウディSQ5 洗練された速さ 鋭くないが心地いい操縦性 乗り心地には難あり

公開 : 2022.08.13 20:25

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

最新パフォーマンスSUVの基準に照らせば、SQ5スポーツバックの値付けはじつに妥当だ。もっとも、上位モデルのヴォルスプラングを選ばなくても満足できればの話だが。

車両価格は、BMW X4の競合グレードより安いが、ポルシェ・マカンやアルファロメオ・ステルヴィオ、レンジローバー・ヴェラールよりは高い。ただし、残価予想はなかなかのもので、それを踏まえれば競争力は十分。値落ちが心配されがちなディーゼル車だが、SQ5はそれに当てはまらない。

ディーゼルモデルでありながら、残価率は悪くない。少なくとも4年間の予想値は、ライバルたちよりも上だ。
ディーゼルモデルでありながら、残価率は悪くない。少なくとも4年間の予想値は、ライバルたちよりも上だ。

もちろん、PHEVやEVに比べれば、税制優遇や補助金などのメリットは小さい。ただし、現実的な燃費を考慮すれば、ランニングコストの差は多少なりとも縮まるだろう。とはいえ、燃費は走り方にかなり左右される。

テスト中も、かなり攻めた走りをすると10km/L少々だったが、効率を最適化しようと試みた113km/h巡航では17km/Lを超えた。PHEVのSUVでも、まめに充電できないとしたら、燃費は似たようなものだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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