マセラティ・グレカーレ 詳細データテスト 運転を楽しめる駆動系 サスはソフトすぎる もう少し安く

公開 : 2023.10.28 20:25

購入と維持 ★★★★☆☆☆☆☆☆

グレカーレの価格は直4を積むGTの6万3970ポンド(約1164万円)からで、V6のトロフェオは10万2480ポンド(約1865万円)。テスト車は11万1280ポンド(約2025万円)相当だ。クルマの価格が急騰しているとはいえ、それでも高い。

同じようなオプションを装備したポルシェ・マカンGTSyaジャガーFペイスSVRは9万ポンド(約1638万円)を下回るし、BMW X3 Mコンペティションでも10万ポンド(約1820万円)にはならない。マセラティは3年保証がつくものの、価格差を埋めるまでには至らない。

残価予想はなかなかのものだが、ポルシェの揺るぎなさにはとても及ばない。
残価予想はなかなかのものだが、ポルシェの揺るぎなさにはとても及ばない。

イタリア車というと信頼性が危惧されるが、3年保証は多少の安心材料となるだろう。しかしながら、テスト車には品質面の問題点がいくつか見られた。トリムから奇妙な音がしたり、フロントのエアサスが駐車ポジションから上がらなかったりすることがあった。勝手に解決したが、あまりうれしい話ではない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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