晴れた日が待ち遠しい トライアンフTR6 楽しく現実的な英製クラシック UK中古車ガイド

公開 : 2024.01.10 19:05

知っておくべきこと

北米仕様のTR6は、排気ガス規制に合わせ、最高出力が105psへ制限されていた。最高速度も低くなり、189km/hではなく172km/hがうたわれた。2.5Lエンジンは、英国仕様では燃料インジェクションだが、ツイン・キャブレター仕様になっている。

トライアンフTR6(1969〜1976年/英国仕様)
トライアンフTR6(1969〜1976年/英国仕様)

英国ではいくら払うべき?

6000ポンド(約111万円)〜1万2999ポンド(約240万円)

英国では、レストア前提のTR6が中心に売られている価格帯。価格帯の後半には、12万km程度走った、状態の悪くない北米仕様が含まれる。

1万3000ポンド(約241万円)〜1万5999ポンド(約295万円)

北米仕様の状態の良い例が選べる。走行距離も短くなる。

1万6000ポンド(約296万円)〜1万9999ポンド(約369万円)

トライアンフTR6(1974年式/英国仕様)
トライアンフTR6(1974年式/英国仕様)

走行距離が12万km以下の、英国仕様を選べる価格帯。

2万ポンド(約370万円)〜2万9999ポンド(約554万円)

状態の良い英国仕様のTR6は、この価格帯から。走行距離は8万km前後まで短くなる。

3万ポンド(約555万円)以上

コレクターズコンディションのような、極上のTR6を英国では狙える。走行距離が驚くほど短い例も。

英国で掘り出し物を発見

トライアンフTR6 登録:1974年 走行距離:7万4100km 価格:2万9995ポンド(約554万円)

ピメント・レッドの塗装が美しいTR6。状態は良好で、走行距離も年式を考えればかなり短い。2006年以降は、200km程度しか走っていないという。最近、入念な整備を受けているそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    オリバー・ヤング

    Oliver Young 

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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