もはや博物館 広大な森の中で見つけたクラシックカー 40選(前編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.03.15 18:45

1953年型シボレーのステーションワゴン

1953年型のシボレーのステーションワゴンは、今ではそれほど多くは残っていないため、これはかなり珍しい発見だ。残念ながら、この個体は少なくとも40年間は森の中に放置されていたため、湿気によりボディがかなり傷んでいる。オールドカー・シティを訪れるなら、とても静かな日を選んだ方がいいだろう。そうすれば、このクルマが錆びていく音が聞こえるかもしれない……。

1953年型シボレーのステーションワゴン
1953年型シボレーのステーションワゴン

1966年型ポンティアック・カタリナ

1966年型ポンティアック・カタリナ・コンバーチブルは1万5000台未満しか製造されておらず、もしまともな1台を手に入れたいのであれば、5万ドル(約730万円)近くを支払わなければならない。あるいは、もちろん、初期費用を抑えて、このみすぼらしい個体を購入し、残りの人生を修理に費やすという手もある。言うまでもなく、これは不動車で、内装も完全に新調する必要がある。

カタリナのベースとなったGMのBプラットフォームは、なんと1926年から1996年まで使用されていた(ただし、少なくとも12回は再設計されている)。1965年から1970年にかけてのバージョンは、フォルクスワーゲンビートルフォード・モデルT、ラーダ・リーヴァに次いで歴史上4番目に売れた自動車プラットフォームである。

1966年型ポンティアック・カタリナ
1966年型ポンティアック・カタリナ

1972年型ダッジ・チャージャー

この1972年型ダッジ・チャージャーは保存する価値がある。少なくとも、森の真ん中に放置されていなければ、の話だが。36エーカー(約14万5000平方メートル)の敷地の広大なエリアが完全に草木に覆われており、クルマを引きずり出す前に多くの木を伐採しなければならない。チェーンソーを用意しよう……。

1972年型ダッジ・チャージャー
1972年型ダッジ・チャージャー

フォルクスワーゲンT1バス

フォルクスワーゲンファンの皆さん、こちらをご覧ください。この珍しいスプリットウィンドウ(分割式窓)のT1バスは、ホイールアーチから生えた数本の木によって文字通り地面から浮いている。オールドカー・シティには木と一体化したクルマが何台もあり、ある木の幹にはマスタングのハブキャップが埋め込まれていた。

フォルクスワーゲンT1バス
フォルクスワーゲンT1バス

1955年型シボレー・ベルエア

オールドカー・シティには、1955年型シボレー・ベルエアが数多く展示されている。編集部が訪れた際には、正面の駐車場に10台並んでいただけでなく、裏手の雑木林にもたくさん隠れていた。実際、1955年型が19台、1956年型が12台、1957年型が19台あったが、草木の中にはもっとたくさん隠れているかもしれない。フロントガラスのサインによると、この1955年型の2ドア・ベルエアは「格安」だという。

1955年型シボレー・ベルエア
1955年型シボレー・ベルエア

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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