【35回目を迎えた老舗クラシックカーイベント】ずっと参加し続けたい!マロニエランin日光の第1回から変わらぬ魅力とは

公開 : 2025.04.26 11:45

時間の流れが独特

そして何よりも、マロニエランin日光は時間の流れが独特なのだ。多くのクラシックカーイベントでは競技が中心で、どうしても時間に追われてしまうため、ぎすぎすした雰囲気が漂うこともある。しかし、このイベントには全くそういうところがない。

例えば、前述のコンクールデレガンス審査は2日目の朝に行われるのだが、多くの参加者はゆっくりと朝食を楽しみ、外で参加車両を眺めながら、ここでものんびりとおしゃべりを楽しむ。その輪に審査員たちも加わり和やかな時間が流れていくのだ。

35回目となるマロニエランin日光。来年も同時期に開催すべく準備中となる。
35回目となるマロニエランin日光。来年も同時期に開催すべく準備中となる。    内田俊一

これこそがマロニエランin日光の代えがたい魅力であり、ずっと参加し続けたいと思わせるものだと思う。何よりも時間に追われないで素敵な仲間たちとのんびり過ごすことほど贅沢な時間はないだろう。主催者によると、来年も同時期に開催すべく準備を進めているとのことだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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