FF最高水準のバランス ミニ・ジョン・クーパー・ワークス(2) あらゆるシーンで楽しめる運転
公開 : 2025.06.23 19:10
3代目がベースの4代目ミニに、ジョン・クーパー・ワークス登場 個性的で訴求力ある車内 B48型4気筒ターボは231ps エネルギッシュな発進加速 高速域の衝撃吸収性は悪くない UK編集部が試乗
もくじ
ースムーズでトルクフル エネルギッシュな発進加速
ー高速域の衝撃吸収性は悪くない 鋭い操縦性
ー前輪駆動モデルとして最高水準のバランス
ーあらゆるシーンで運転を楽しめるミニ
ーミニ・ジョン・クーパー・ワークス(英国仕様)のスペック
スムーズでトルクフル エネルギッシュな発進加速
エンジンで走るホット・ミニの最後を飾る可能性が高い、新しいジョン・クーパー・ワークス(JCW)。少なくとも先細りな感じはなく、エネルギッシュな印象がうれしい。B48型2.0L 4気筒ガソリンターボは、231psを叶えている。
四輪駆動のトヨタGRヤリスには届かないが、フォルクスワーゲン・ポロ GTIを発進加速で簡単に引き離せる。ローンチコントロールをオンにし、アクセルペダルを踏み込むだけ。ホイールスピンの直後、7速デュアルクラッチATが迅速にシフトアップしていく。

ギア比はショートで、2速では1000rpm当たり12.7km/h。3速でも20.4km/hでしかない。一般道では効果的にエンジンを回せ、スピード感を引き立てている。これでマニュアルも選べれば、というのは高望みだろうか。普段使いでも、7速ATは滑らかだが。
B48型エンジンは、スムーズでトルクフル。排気音も聴き応えはあるものの、現代の騒音規制へ対応するべく、スピーカーから合成音が重ねられる。誇張されすぎずリアルな響きで、楽しい運転体験を巧みに補完しているように思えた。
高速域の衝撃吸収性は悪くない 鋭い操縦性
JCWに、ハイブリッドは実装されない。回生ブレーキが介入しないため、ブレーキペダルの踏み応えは自然で線形的。ただし、制動距離が目立って短いわけではなく、フルブレーキを6回試したところでフェード傾向が出ていた。
専用設定のサスペンションは基本的に硬めながら、高い速域での衝撃吸収性は悪くない。高速道路ではある程度落ち着き、長距離は通常のクーパー Sより安楽かもしれない。試乗車の18インチではなく17インチ・ホイールなら、その傾向は増すはず。

それでも、凹凸の目立つグレートブリテン島の一般道では、ボディの揺れが激しい。安定性にも影響するほど。この土地へ最適化されたホットハッチではないと実感するものの、極めてクイックな操縦性で報われる。
ロックトゥロック2.4回転のステアリングは、直感的。切り始めは弾性のある手応えが伝わり、負荷が増すとグリップ力を感じる重みへ転じる。試乗車が履くタイヤ、コンチネンタル・スポーツコンタクト7の能力は間違いなく、フロントの反応の鈍さも伴わない。
前輪駆動モデルとして最高水準のバランス
デフは通常のオープンユニットで、38.6kg-mもの最大トルクでありながら、トルクステアは気にならないレベル。トラクションも間違いない。アクセルペダルの加減で、コーナリングラインを調整していくことも可能だ。
トラクションとスタビリティ・コントロールの介入は、素早く自然。スポーツプラス・モードでは特に。オンのままなら、挙動が手に負えなくなることは殆どないはず。躍動的で機敏で、自信を薄めない。前輪駆動モデルとして、最高水準のバランスにある。

これらの電子制御をオフにすると、アクセルペダルを一気に緩めてノーズを内側へ切り込める、リフトオフ・オーバーステアも披露する。フロントタイヤの過負荷を抑えるため、パワーは僅かに絞られるようだが。
運転支援システムは、アダプティブ・クルーズコントロールの動作が滑らか。先行車との車間距離の調整は、タッチモニターをタップする必要がある。車線維持支援のオン/オフも同様。制限速度警告機能は、ステアリングホイール上のボタンでオフにできる。













































































































