シトロエン新型EV『e-C5エアクロス』 約680万円から英国発売 廉価ハイブリッド版も登場

公開 : 2025.07.28 18:45

先代モデルよりややサイズアップ

新型C5エアクロスのデザインは、昨年ミュンヘン・モーターショーで発表されたコンセプトカーを忠実に踏襲している。先代モデルのミニマルな2ボックスシルエットは維持しつつ、燃費や電費を向上させるために空力性能に重点を置いている。

全長は先代よりも150mm延長され4652mmに、ホイールベースは60mm拡大され2784mmとなった。シトロエンによると、サイズアップした分はほとんど「後席の足元スペースに充てられている」とのことだ。

シトロエンC5エアクロス
シトロエンC5エアクロス    シトロエン

シトロエンは、大型化したボディを活かして「Cゼン・ラウンジ(C-Zen Lounge)」と呼ばれる車内空間を創出。乗員は「リビングルームにいるような感覚」を味わえるという。

特に、ダッシュボードはリビング家具にインスパイアされたデザインとなり、ソファを思わせる特徴的なフォーム生地のパッドを採用している。内装色はライトまたはダークから選択可能で、アンビエントライトも8色から設定できる。

ダッシュボードの中央には、ステランティスの市販車として最大サイズのフローティング式タッチスクリーンが搭載される。車内の主要コントロールの大部分がスクリーンに割り当てられているが、走行中の操作性を考慮して、固定式のステータスバーとコントロールバー、カスタマイズ可能なウィジェット、エアコンの操作ボタンが用意されている。

スマートフォンとのミラーリング機能と10インチのデジタルディスプレイが標準装備され、「ハロー、シトロエン」と呼びかけることで起動する音声コントロール機能も搭載。生成AIのChatGPTのサポートにより、車内のさまざまな機能を声で操作することができる。

オプションのヘッドアップディスプレイは、従来よりも30%大型化した。

広くなった車内、座り心地も改善

一方、シトロエンの特徴の1つであるアドバンスト・コンフォート・シートは、「これまで体験したことのない快適性」を実現するため、背もたれとサイドサポートに厚手のパッドを採用し、上部は「乗員の肩をショールのように包み込む」構造に変更された。サイドサポートは電動調整式になった。

後部座席では、ニールーム(膝周りのスペース)が51mm、ヘッドルーム(頭上のスペース)が68mm拡大され、さらに背もたれを21度から33度までリクライニングできるようになった。センターコンソールには2つのカップホルダーと2口のUSB-C充電ポートが備わっている。

シトロエンC5エアクロス
シトロエンC5エアクロス    シトロエン

ボディの大型化に伴い、トランクも大幅に広くなった。5人乗車時のトランク容量は651Lで、欧州市場でのライバルである日産キャシュカイよりも約150L広く、後部座席を折りたたむと1668Lまで拡大する。

トランクフロアの下には75Lの収納スペースもあり、EVの充電ケーブルをしまうことができる。

C5エアクロスおよびe-C5エアクロスは、英国では10月より納車開始予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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