70周年の歴代最大ミーティング アルピーヌ・マニア ディエップへ集う(1) 起源はルノー4CV

公開 : 2025.08.24 17:45

ケータハムとの共同で進んだ新型A110

ディエップの工場では、ルノーの特別なモデルも作られた。ルノー5 ターボやルノー・スポール・クリオ(ルーテシア)などは、そこからラインオフしている。

A310の後継となる、1984年のルノー・アルピーヌGTAが生産されたのも、ディエップ工場だ。後にA610へ進化するが、1995年からルノー・スポール・スパイダーの生産へシフトすると、律儀にA610からアルピールの肩書は落とされた。

フランス・ディエップで開かれた過去最大のアルピーヌ・オーナーズミーティングの様子
フランス・ディエップで開かれた過去最大のアルピーヌ・オーナーズミーティングの様子    リュク・レーシー(Luc Lacey)

ケータハムとの共同で進められた、まったく新しいスポーツカーの開発は、後にルノー単独へ。果たして、2017年に現行のA110が誕生している。歴代最高の成功モデルとなっているが、後継は電動になる予定だ。

ディエップに準備中のアルピーヌ博物館

「すべては情熱にあります」。仮説ミュージアムの責任者、アルピーヌのジャン・パスカル・ドース氏は話す。「大きな数字を求めるのは、ブランドらしくありません」

ポルシェは、911を遥かに大量に製造してきた。より速いモデルも数多く存在する。しかし、運転して豊かな感覚を与えてくれるのは、アルピーヌならではだろう。

アルピーヌ仮説ミュージアムの責任者、ジャン・パスカル・ドース氏
アルピーヌ仮説ミュージアムの責任者、ジャン・パスカル・ドース氏    リュク・レーシー(Luc Lacey)

ゴードン・マレー氏やジェームズ・メイ氏など、A110は自動車業界の著名人からも評価されている。「われわれが、ベストだと主張しているわけではありません。常に特別なものを提供してきた、とは発言できます。それがアルピーヌのDNAですね」

そう話すドースは、オリジナルのA110 ベルリネッタのオーナー。現行のA110のデザインで、参考にされた車両だという。彼は現在、ディエップに作られるアルピーヌ博物館の計画を進めている。今回は、望ましい予行演習にもなったようだ。

アルピーヌ・マニア ディエップへ集う(2)では、参加車両の一部をご紹介したい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

アルピーヌ・マニア ディエップへ集うの前後関係

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