アーカンソーの森の中に隠されたクラシックカー 20選 ジャンクヤード探訪記
公開 : 2025.08.24 18:25
米国の巨大ジャンクヤードを巡り、スクラップ同然のクルマにレンズを向ける探訪記シリーズ。今回は、アーカンソー州の鬱蒼とした森の中を散策し、1950~1980年代の希少なクラシックカーを見て回りました。
もくじ
ー広大な敷地内に眠る廃車
ー『ユナイテッド・オート・セールス』
ーフォード・マスタング(1979年)
ーダットサン200SX
ービュイック・リーガル(1977年)
ーAMCレベル(1970年)
ーポンティアック・グランプリ(1980年)
ーフォード・ファルコン・フューチュラ(1966年)
ーシボレー・カプリス(1989年)
ーフォードLTD(1971年)
ーシボレー・インパラ(1968年)
ーフォード・グラナダ(1977年)
ーシボレー・コルベア
ーウィリス・ジープ・トラック(1957年)
ーポンティアック・グランプリ
ーポンティアック・グランプリ(1977年)
ーシボレー・ベガ・カムバック
ーリンカーン・コンチネンタルMKIV(1959年)
ーオールズモビル・カットラス・サロン・エアロバック
ーフォード・ファルコン(1963年)
ーシボレー・シェベル(1968年)
ーオールズモビル・カトラス・シュプリーム(1974年)
広大な敷地内に眠る廃車
米国アーカンソー州アーカデルフィアにあるジャンクヤード『ユナイテッド・オート・セールス・アンド・サルベージ(United Auto Sales and Salvage of Arkadelphia)』は、敷地内が大きく2つのエリアに分かれている。
わたし達取材班が訪問した時、道路に一番近い正面のエリアには、比較的新しい車両が並んでいた。しかし、その裏手には、何百台ものクラシックカーが広大な森の中に点在していた。わたし達は迷路のような未舗装の道を走り回り、その間を縫うように進んだ。それでも、もっと珍しい車両を見るには、コースを外れて茨や蚊と格闘するしかなかった。

『ユナイテッド・オート・セールス』
困ったことに、取材班は閉店45分前に現地に到着したため、敷地内を文字通り駆け回らなければならなかった。森の中で道に迷い、携帯電話のGPSを使って入口に戻るというハプニングもあったが、なんとか時間ギリギリでヤードを出ることができた。
この素晴らしい場所をもっとじっくりと探索したかった。見逃した車両がまだたくさんあるからだ。

フォード・マスタング(1979年)
このフォード・マスタングは、ジャンクヤードの手前側(道路に近い方のエリア)で撮影したものだが、フロントガラスに積もった葉の様子から判断すると、おそらく森から引き出されたばかりだったのだろう。これは3代目の初期型で、1980年に製造されたものと思われる。この年、27万1322台が販売された。
ルーフはひどく変形しているが、ここではこのような状態の車両が数多く見られた。

ダットサン200SX
米国以外の市場ではS10シルビアとして販売されていたダットサン200SX。1976年に発売された当時、4399ドルで1.8L 4気筒エンジンを搭載する低価格車だったが、外観はあまり好まれなかった。販売はそれほど好調ではなく、4年間の販売期間で14万5000台が販売された。

ビュイック・リーガル(1977年)
1977年に販売された19万2506台のビュイック・リーガルのうち、実に17万4000台以上がこの個体のような2ドア・クーペだった。車重1666kg と重めで、3.8L V6エンジンを駆使しても0-100km/h加速に16秒以上かかり、追い風があっても最高速度は160km/hに達しなかった。もう少しパワーを求める人は、最高出力170psの5.7L V8エンジンを選ぶ必要があった。こちらは、0-100km/h加速タイムを5秒短縮できた。






























