解体するには惜しいヴィンテージな「廃車」 20選 ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.10.12 11:45

ポンティアック・ストリームライナー(1946年)

今回の訪問で、この廃車置き場のオーナーであるデイビッド・ライオンズさんが、クラシックカーを解体処分から救うためにどれほど尽力しているかを目の当たりにした。たとえ使える部品がわずかしか残っていなくても、彼は最善を尽くして救い出そうとする。時折、各地で見つけた放置車両を茂みの中から引きずり出し、自らのジャンクヤードへ持ち帰ることもあるそうだ。

この1946年式ポンティアック・ストリームライナー2ドア・セダン・クーペは比較的状態が良く、まだ多くの有用な部品が残っていた。

ポンティアック・ストリームライナー(1946年)
ポンティアック・ストリームライナー(1946年)

著者について

英国の自動車ジャーナリスト、ウィル・シャイアーズ(Will Shiers)は過去35年にわたり、廃車となった米国の自動車を撮影し続けている。50州すべてを旅して、納屋、野原、砂漠、ゴーストタウン、ジャンクヤードなどを探検し、隠された宝物を探している。自動車雑誌への寄稿も多い。

この写真は、今回訪問したライオンズ・ヴィンテージ・ジャンクヤードの事務所で撮影されたもの。著者が1953年式シボレーのソファに腰を下ろしている。

原文を執筆したウィル・シャイアーズ(Will Shiers)
原文を執筆したウィル・シャイアーズ(Will Shiers)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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