凛々しい目つきで誘惑 アルファ・ロメオ・トナーレ・プラグインHV(1) Q4のアプデ内容を概説

公開 : 2025.11.14 18:05

スポーティでソリッドさが増した内装

2026年仕様のアップデートでは、新たに「カネロニ」と呼ばれる内装素材が追加。シフトセレクターは、ダイヤル式へ変更されている。

以前は仕立てに甘い部分も見られたが、大幅に改善もした。ソリッドさが増し、低いエリアを除いて表面の肌触りも良く、細部まで配慮された印象がある。随所の差し色と相まって、競合にはない、イタリアンでスポーティなインテリアだ。

アルファ・ロメオ・トナーレ・プラグイン・ハイブリッド Q4スポーツ・スペチアーレ(欧州仕様)
アルファ・ロメオトナーレ・プラグイン・ハイブリッド Q4スポーツ・スペチアーレ(欧州仕様)

インフォテインメント用のタッチモニターは、圧迫感のない丁度良い大きさ。車載機能の集約は限定的で、ハードスイッチとの棲み分けが好ましい。

トリムグレードも更新され、ミドルグレードのTiは従来より装備が充実。トップグレードのヴェローチェでは、これ以上必要ないほどのオプションが盛り込まれ、ボディキットで差別化もされる。

走りの印象とスペックは、アルファ・ロメオ・トナーレ・プラグインHV(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

アルファ・ロメオ・トナーレ・プラグインHVの前後関係

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