家族で楽しめる電動のA110? アルピーヌA390 GTS(1) モーター3基の気鋭ハードを概説

公開 : 2025.11.24 18:05

アルピーヌらしいプレミアムな内装

インテリアは、セニック E-テックと共通要素が多いことへ気づく。だが素材はプレミアム感が増し、ステアリングホイールは専用アイテム。ブルーのレザーと相まって、アルピーヌらしい雰囲気が醸し出されている。

バケットシートもA390の専用品。横方向のサポート性が若干足りないかもしれないが、座り心地は素晴らしい。タッチモニターとインフォテインメント・システムは、ルノーと同じ。メニュー構造は直感的に理解しやすく、反応は素早い。機能も充実している。

アルピーヌA390 GTS(欧州仕様)
アルピーヌA390 GTS(欧州仕様)

車内空間は、もう少し開放的でも良かった。高めの位置のガラスエリアは小さく、後席側は薄暗い。前後方向は特に、4615mmの全長を考えれば更に余裕が欲しい。荷室はアイオニック 5Nより広くスクエアで、使い勝手が良さそうだ。

気になる走りの印象とスペックは、アルピーヌA390 GTS(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

アルピーヌA390 GTSの前後関係

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