これは乗り逃げしたかった!独断と偏見で選ぶ2025年の10台【日本版編集長コラム#62後編】

公開 : 2025.12.28 17:10

1位:ランチア・イプシロン

12点(スタイル5/ファン3/感心4)

おいおい……というため息が聞こえそうな結果だが、独断と偏見でと最初に断っておいたので、そのまま掲載することにした。

念のため説明しておくと、筆者は2006年にランチア・イプシロン・モモデザインを新車で購入しており、それまでも左ハンドル、MTのイタリア車を乗り続けてきた。そのため、MTでこそないが、他の項目を満たすイプシロンはかなりぐっときている。

1位:ランチア・イプシロン
1位:ランチア・イプシロン    平井大介

スタイルも写真で見た時、特にストラトスをイメージしたテールランプあたりに違和感も覚えたが、実車はランチアらしく上品で、じわじわとよく見えてきた。内装のデザイン、色遣いなど全てが素晴らしく、あちゃぁ~、これは乗り逃げしたい!

……結局乗り逃げはしていないので、こうして無事に年末最後のコラムを書いているのだが、そう思えるようなクルマにたくさん出会えた2025年は、素晴らしい年になったと言えそうだ。

2026年もそんな年であることを祈りつつ、今年1年のAUTOCAR JAPANご愛読に感謝申し上げます。まだまだ年内も記事公開は進みますが、いったん年末のご挨拶ということで、皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

独断と偏見で選ぶ乗り逃げしたかったクルマ2025ベスト10

順位/車名/スタイル(S)/ファン(F)/感心(I)/合計点
1位ランチア・イプシロン 5S/3F/4I 12点
2位ホンダプレリュード 1S/5F/5I 11点
3位ロータスエミーラ 4S/4F/2I 10点
3位フィアット600ハイブリッド 5S/2F/3I 10点
5位ルノーカングー 3S/1F/5I 9点
5位マクラーレンアルトゥーラ 1S/5F/3I 9点
7位ボルボEX30 3S/1F/4I 8点
7位ジャガーFタイプ 2S/4F/2I 8点
9位マツダロードスターRF 4S/2F/1I 7点
10位スズキスイフト 2S/3F/1I 6点
*こちらはあくまで筆者の好みであり、クルマの優劣をランキングしたものではありません

1位:ランチア・イプシロン
1位:ランチア・イプシロン    平井大介

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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