世界で最も長く生産されたクルマ 34選(後編) メルセデスGクラスからビートルまで あのクルマは今も現役
公開 : 2026.01.20 17:25
ヒンドゥスタン・アンバサダー(1958~2007年)- 49年間
インドのヒンドゥスタン・モーターズは、英国のブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)からモーリス・オックスフォード・シリーズIIIの権利を購入し、改良を加えたうえでアンバサダーとして発売した。この取引に関わった人の中で、オックスフォードの基本設計が半世紀も存続するとは誰も思わなかっただろう。2004年に登場した現代的な外観のアヴィゴを除いて、アンバサダーは生産終了までほとんど姿を変えていない。
プジョーは2017年、23年ぶりにインド市場復帰を図るため、アンバサダーブランドを1000万ポンドで買収した。

モーガン4/4(1955~2019年)- 64年間
進化の法則に従えば、モーガンは1960年代のどこかで4/4の生産を終了し、後継車を導入すべきだった。しかし、同社は業界のあらゆる潮流に逆らい、60年以上にわたって生産を続けた。運転性能や実用性を向上させるため細かな改良を重ねたものの、そのレトロなデザインはまるで1950年代に取り残されたかのようだ。
4/4は1955年以来、フォード製エンジンを搭載してきたが、1980年代には一時的にフィアット製4気筒エンジンも設定された。フォードのシグマエンジンの排出ガス規制が原因で生産終了となった。

フォルクスワーゲン・タイプ2(1949~2013年) – 64年間
フォルクスワーゲン・タイプ2(愛称:バスまたはコンビ)は、オランダの輸入業者が、ヴォルフスブルク工場内で部品運搬に使われていた簡易なプラッテンワーゲン(Plattenwagen)の販売許可を求めたことで誕生した。欧州では主に商用車として、米国ではキャンピングカーとして愛された。
後継としてカラベル/トランスポーターが登場したが、メキシコやブラジルなどのラテンアメリカ市場では生産が続いた。晩年、空冷水平対向4気筒エンジンを廃止し、80psの水冷直列4気筒エンジンを採用。水冷モデルはフロントにラジエーターを装着している。

2010年代初頭でもブラジルでよく売れたが、フォルクスワーゲンは当時の新規制に適合させるため、エアバッグやABSを装備するのではなく生産終了を選んだ。最終生産分の600台は『ラストエディション』と名付けられた特別仕様車としてブラジル国内限定で販売された。バスの総生産台数は1000万台を超える。
画像 炭酸飲料より知名度が高い? 世界中で愛され続ける「国民車」【3世代のフォルクスワーゲン・ビートルを詳しく見る】 全54枚
























































