ツインターボの伝道師 マセラティ・ビトゥルボ(1) イタリア版BMW 3シリーズな俊足クーペとサルーン 目的は生産倍増

公開 : 2026.03.08 17:45

クーペの特徴を譲り受けた4ドアサルーン

ビトゥルボが、1980年代前半では高速だったことは間違いない。雨が降れば、リアは簡単にスライドし始めたとか。ソフトなサスペンションとスローなステアリングが、リカバリーを難しくしているはず。

グランドツアラーのような安定巡航が、このクーペの得意分野。速さと優雅さが、運転する喜びを生む。そんなマセラティらしい特徴を譲り受けたのが、1983年に追加された上級スポーツサルーン。ビトゥルボ 425とビトゥルボ 420から、提供は始まった。

マセラティ・ビトゥルボ 430(1987~1994年/英国仕様)
マセラティ・ビトゥルボ 430(1987~1994年/英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

4ドアボディの方が、クーペよりプロポーションは優れるように見える。イタリア版BMW 3シリーズといえ、市場によって2.0Lから2.8Lまで様々なエンジンが搭載された。

今回のモデルは、2.8L V6ツインターボが載った430。グレーとブラックのツートン・ボディは、スーツ姿のマフィアが降りて来そうな出で立ち。車内は豪華に仕立てられ、パワーシートと集中ドアロックも備わる。レザーの風合いが、流れた月日を物語る。

この続きは、マセラティ・ビトゥルボ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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