ホンダとニトリ・グループがEVプラグインチャージで連携 『お、値段以上』に『充電以上』が加わる日

公開 : 2026.03.23 07:25

自分たちの販売店に充電施設を置きがち

ホンダチャージは普通充電、急速充電どちらも対応していて、アプリを開くと地図上に充電器の場所が表示される。使用可能はグリーン、使用中はレッド、使用不可はグレーで表示されるのでわかりやすい。

しかもアプリでは『今すぐ』のほかに1時間の『取り置き』、つまり予約もできる。取り置きをした充電器はグリーンだったインジケーターが赤に変わり、駐車枠にはバーが立ち上がって、他車の進入を防ぐようになっている。

取材会にはホンダ、ニトリ・グループ両社の関係者が出席。メディアに説明を行った。
取材会にはホンダ、ニトリ・グループ両社の関係者が出席。メディアに説明を行った。    平井大介

この種のバーは、欧州では身障者用駐車スペースなどで見たことがあるが、我が国では珍しい。今の日本はかつてのような性善説が通用しなくなっていると実感しているので、このような仕組みは取り入れたほうが良い。

駐車スペースに車両を入れたら、あとはプラグを車両に差し込むだけ。アプリと充電器の双方に、残り時間などが表示される。充電器の操作が不要なのは楽だし、アプリで確認できるので安心して買い物に出掛けられる。

さいたま中央店が位置するような郊外は、東京23区に比べれば一軒家が多いので、EV所有のハードルは低そうだし、近場の買い物は小型、低速、短距離でメリットを発揮するEVの特性にも合っている。

自動車メーカーは自分たちの販売店に充電施設を置きがちだ。確かにそれは、探す際にはわかりやすいけれど、そもそも『クルマを買う場所』に違う理由で何度も行くのは気が進まないという人もいるだろう。

今回のホームズのような施設に置いてもらうほうが、利用者にとっては気分的に楽だし、商業施設にとっても売り上げアップにつながって、どちらにとっても『充電以上。』ではないかと感じた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    森口将之

    Masayuki Moriguchi

    1962年生まれ。早稲田大学卒業後、自動車雑誌編集部を経てフリーランスジャーナリストとして独立。フランス車、スモールカー、SUVなどを得意とするが、ヒストリックカーから近未来の自動運転車まで幅広い分野を手がける。自動車のみならず道路、公共交通、まちづくりも積極的に取材しMaaSにも精通。著書に「パリ流環境社会への挑戦」(鹿島出版会)「MaaSで地方が変わる」(学芸出版社)など。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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