フォルクスワーゲン・グループのスポーティな小型EV クプラ新型『ラヴァル』 走りとスタイルに特化した個性派ハッチバック

公開 : 2026.04.13 07:25

スポーティで個性的な内外装

ラヴァルのエクステリアデザインは、2022年公開の『アーバンレベル』コンセプトを踏襲したもので、特徴的な「シャークノーズ」を備えている。フロントグリルのエアベントはバックライト付きで、「くちばし」のような形状を際立たせる。

インテリアにも力が入っている。例えば、ダッシュボード内部にプロジェクターが搭載され、フロントドアパネルにアニメーションを投影する。さまざまなグラフィックが用意され、ドライブモードの切り替えと連動させることも可能だ。

クプラ・ラヴァル
クプラ・ラヴァル    クプラ

クプラのクリエイティブディレクター、フランチェスカ・サンガリ氏はAUTOCARに対し、「わたし達は光を、まるで素材のように使っています。光によって、没入感のある乗車体験を演出します。光は環境と強くつながっていると感じさせる強力な力を持っているのです」と語った。

ラヴァルには、クプラ史上最大となる10.25インチのインストゥルメント・ディスプレイも搭載される。一方、12.9インチのインフォテインメント・タッチスクリーンと、エアコンの温度調整スライダーおよびハプティック(触覚フィードバック付き)コントロールは従来モデルと同じだ。ただし、ステアリングホイールには物理ボタンが多数配置されている。

VZグレードでは、「3Dニット」素材を用いたシートが特徴だ。これはランニングシューズにも似た軽量な新素材で、従来のファブリックよりも持続可能性が高いと言われている。複数のパーツを縫い合わせた従来のシートカバーと異なり、1枚の生地として製造できるため、リサイクルする際に縫い目をほどく必要がない。

ラヴァルは、クプラのラインナップの中で最小かつ最も手頃な価格のモデルとなり、同ブランドの販売拡大における鍵と見なされている。クプラの関係者らは、昨年世界で10万4400台を販売したSUV『フォーメンター』を上回り、2028年までにブランドのベストセラー車になることを期待している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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