トヨタが進める次世代都市『ウーブンシティ』にモビリティ開発拠点『インベンターガレージ』誕生 異業種連携で新たな価値を創造

公開 : 2026.04.27 07:05

「ここには未来をつくる余白がある」

午後からは、エントランスエリアで『カケザン・ブリーフィング』が行われた。

ウーブン・バイ・トヨタのCEO、隈部肇氏は「次の100年に向けてトヨタがこれまで繋いできた思いを受け継ぎ、新たなイノベーションや発明を起こし、幸せの量産につないでいく」と、同社の存在意義を定義。

エントランスエリアで行われた『カケザン・ブリーフィング』の様子。
エントランスエリアで行われた『カケザン・ブリーフィング』の様子。    桃田健史

そのため「これまでと変わらないフィロソフィーを土台に、違うスピード、違うスケール、違うアプローチで未来を作っていく」と意気込みつつ、次の100年に向けて「未来の当たり前」を形作っていくと強調した。

続いて登壇した同社シニア・バイス・プレジデントの豊田大輔氏は、この地に『ものづくりの魂』が宿っているとし、「トヨタが培ってきた力をクルマだけではなく町へと広げ、技術と人が交わるカケザンの場にする」と改めて表現。

そこで重要なのがAIだと強調するが、あくまでも人中心の発想でAIを活用することが大事であり、そこから新たな価値を生み出すことがウーブンシティの役目だとした。

その上でウーブンシティは「完成された姿ではない。だからこそ、ここには未来をつくる余白がある」と述べている。

トヨタの原点である豊田自動織機の創業から今年で100周年。ウーブンシティはトヨタが100年間紡いできたイノベーションを、次の100年に結びつけるための『交点』なのだと、今回の現地取材を通じて深く理解することができた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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