最古のナンバープレートは数千万円級? 自動車業界の「世界初」 29選(中編) 立体駐車場や高速サービスエリアの起源

公開 : 2026.05.05 11:25

立体駐車場

建築美の極みとは通常見なされないが、立体駐車場(多層式駐車場)は比較的狭い敷地内に多くの自動車を収容できる非常に優れたアイデアである。

一般的な見解では、世界初の立体駐車場は1901年5月にオープンしたもので、ロンドンのデンマン・ストリート6番地でシティ&サバーバン・エレクトリック・キャリッジ・カンパニーによって建設された。各階間の車両移動にはエレベーターが使用されていたが、これは今日では贅沢な設備と言えるだろう。ロールス・ロイスの設立にも貢献した英国の実業家クロード・ジョンソン氏は以前、ここで働いていたと考えられている。

立体駐車場
立体駐車場

ナンバープレート

ナンバープレート、すなわち自動車登録番号標は、前述の1893年のパリ警察条例によって初めて義務付けられた。米国(具体的にはニューヨーク州)では1901年に義務化されたが、当初はドライバーが自作しなければならなかった。マサチューセッツ州は、独自のプレートを作成し、自動車所有者に交付した最初の州である。写真のプレートは1909年のものだ。

英国でナンバープレートの装着が義務付けられたのは1904年のこと。最も有名で価値の高い英国のナンバープレートは「A1」で、ロンドンで最初に発行されたものだが、ヘイスティングスで発行された「DY1」の後のものとされている。ちなみに、本稿執筆時点で「A1」のナンバープレートは2007年式の黒いミニ・クーパーSに装着されている。その車両本体の価値は大したものではないが、ナンバープレートの価値は数十万ポンド(数千万~1億円超)にも上るという。

ナンバープレート
ナンバープレート

(翻訳者注:この記事は「後編」へ続きます。)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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