最古のナンバープレートは数千万円級? 自動車業界の「世界初」 29選(中編) 立体駐車場や高速サービスエリアの起源
公開 : 2026.05.05 11:25
モーターレール
英国のモーターレールは、乗客が客車に乗り込み、自動車は別の貨車に載せて輸送するものであり、前述のカーシャトルとは異なる。
1955年6月、ロンドンとスコットランドのパース間で「カースリーパー」と呼ばれるサービスが運行を開始した。現在、英国ではこのようなサービスは存在しないが、欧州大陸では今もいくつか運行されている。米国でこれに相当するものは、バージニア州ロートンとフロリダ州サンフォード間を運行する「オートトレイン」(写真)である。

高速道路
高速道路はグラデーションのように徐々に発展してきたため、最初期の例を特定するのは難しい。最初のアクセス制限付きの道路は、1908年に開通したロングアイランド・パークウェイ(写真)だが、現在ではその一部しか残っていない。一方、最初の双方向道路(対向車線が分離されている道路)は、1924年に開通したイタリアのミラノとヴァレーゼを結ぶA8アウトストラーダであった。
ドイツ初のアウトバーンは、1932年(ヒトラーが権力を握る前)に開通したケルンとボンを結ぶA555号線である。英国で初めて高速道路が建設されたのは、1958年開通のプレストン・バイパスで、現在M6号線の一部となっている。米国初の公式な高速道路は、カリフォルニア州のロサンゼルスとパサデナ間のアロヨ・セコ・パークウェイが1940年に開通した時に誕生した。

(翻訳者注:英語ではhighway, motorway, freewayといくつかの呼び方がありますが、ここでは「高速道路」と表記を統一しました。)
高速道路のサービスエリア
20世紀に入り、長距離かつ幅広の高速道路が数多く建設されたことで、長距離の自動車旅行が可能になった。その結果、乗員の休息や給油のために、途中で休憩を取れる場所への必要性が高まった。
英国に存在するサービスエリアのうち、現在も残っている最初のものは、M1号線のワトフォード・ギャップにある。ここは1959年11月、M1が開通したのと同じ日にオープンした。その頃には、米国のペンシルベニア・ターンパイクではすでにプラザと呼ばれる同様の施設が存在していた。

自動車協会
初期の自動車愛好家たちは、世間の批判から身を守り、権利を主張し、互いに支え合うために協会を結成した。その先駆けとなったのは、1895年に設立されたフランス自動車クラブであり、写真は同クラブ初の昼食会の様子だ。これに続いて1897年に英国自動車クラブ、1899年に米国自動車クラブが設立された。
米国の「トリプルA」こと全米自動車協会(AAA)は1902年に発足し、その後世界中で同様の団体が次々と設立された。当時は自動車の信頼性が低かったため、多くの団体がロードサイド救援サービスを提供し、重宝されていた。





















