ロータス、新型スーパーカーは英国ヘセル工場で生産か V8ハイブリッドでブランドDNA強化 米輸入関税の影響も

公開 : 2026.05.14 12:05

2030年までに世界販売3万台へ

フェン氏によると、ジーリー傘下の他工場を活用してグローバルな生産ネットワークの拡大を図ることも可能だが、ヘセルには数々の優位性があり、「タイプ135やハイブリッド版エミーラの生産において最良の選択肢」となるという。

その中でも最も重要な点は、英国で生産された車両には米国市場で10%の輸入関税が課されるのに対し、欧州連合(EU)製の車両への関税は現在15%であり、トランプ米大統領がこれを最大25%まで引き上げる構えを見せていることだ。

ロータス・エミーラ
ロータス・エミーラ    AUTOCAR

ロータスは2030年までに世界年間販売台数を3万台に拡大する計画で、その中でヘセルは極めて重要な役割を果たすことになる。

フェン氏によると、ヘセル工場は現在年間約2000台を生産しているが、実際には1万台の生産能力を有しており、さらなる製品を追加する余地は十分にあるという。また、生産コストを抑え、世界的な逆風の影響を軽減するため、「工場の運営効率を高める」ための多大な努力がなされてきた。

フェン氏は「これら2車種をヘセル工場で生産する可能性を検討しています」と述べたが、「特にサプライチェーンに関して、多くの準備が必要になるでしょう」と付け加えた。

同氏は、新型ハイブリッドモデル向けに持続可能でコスト効率の高いバッテリー供給体制を確立することの重要性を強調し、「これらはスポーツカーではありますが、スマートでインテリジェントな技術も組み込みたい」とした。

ヘセル工場の将来に向けた準備について、フェン氏は「英国政府からの支援を期待している」と述べ、またロータスが少量生産メーカーとして米国の関税免除を申請したことを明らかにした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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