未来を切り拓く温故知新 フィアット・グランデ・パンダ・エレクトリック x ルノー 5 E-テック(1) 安価な中国製EVへ対峙

公開 : 2026.05.29 18:05

プレミアム感が高い5のインテリア

5 E-テックのインテリアは、エントリーグレードでも、作りがソリッドでプレミアム感が高い。タッチモニターのグラフィックにも、上質さが漂う。肌に触れる部分はソフトタッチ加工され、肌触りもいい。グランデ・パンダより、大人な空間だ。

過去のモデルへの、オマージュも忘れてはいない。ダッシュボードの助手席側にあしらわれたストライプは、初代5のモールドを意識したものだろう。

ルノー5 E-テック・アーバンレンジ・エボリューション(英国仕様)
ルノー5 E-テック・アーバンレンジ・エボリューション(英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

実用性では、グランデ・パンダが1歩リード。5 E-テックのリアシートは比べると狭く、サイドウインドウが狭く、暗い色調の内装と相まって、やや閉ざされた印象もある。便利な小物入れやトレイの数も、グランデ・パンダの方が明らかに多い。

荷室容量は、5 E-テックが326Lなのに対し、361Lで1割ほど広い。2台とも後席の背もたれは60:40で分割して倒せ、ファミリーカーとして機能する内容といえるが、より使い勝手が良いと感じるのはグランデ・パンダの方だろう。

この続きは、グランデ・パンダ・エレクトリック x 5 E-テック(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

フィアット・グランデ・パンダ・エレクトリック x ルノー 5 E-テックの前後関係

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