掘り出し物は約105万円! 2代目『アウディTT』【UK中古車ガイド】 ポルシェ・ケイマンや BMW Z4を凌ぐ部分とは?

公開 : 2026.06.05 18:05

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オリバー・ダイヒマン氏

「費用も含めて色々調べた結果、初代TTから乗り換えるクルマとして、2代目を5年前に購入しています。信頼性では、2.0LのEA113エンジンがラインナップ1番なようです。実際、今まで5万km弱走っていますが、故障なし。燃費も14.0km/L以上です」

アウディTT(2代目/2006〜2015年/英国仕様)
アウディTT(2代目/2006〜2015年/英国仕様)

購入時に気をつけたいポイント

ボディ

ボディパネルは殆どがアルミ製で、車重は1.5tを切っている。そのかわり、簡単な凹みでも修理は高額になりがち。丁寧に状態は観察したい。トランクリッドには、格納式のスポイラーが備わる。正常に動作するか確かめたい。

エンジン

EA888ユニットは、ピストンリングの摩耗でオイル消費が増えがち。タイミングチェーン・テンショナーの不調にも気をつけたい。吸気バルブには、カーボンが蓄積しやすい。ウォーターポンプやサーモスタット付近からの、クーラント漏れにも注意したい。

アウディTT ロードスター(2代目/2006〜2015年/英国仕様)
アウディTT ロードスター(2代目/2006〜2015年/英国仕様)

EA133ユニットでは、タイミングベルト交換時に、ウォーターポンプに加えてサーモスタットも一緒に新調するのが得策。作業には、同等の手間がかかるからだ。

トランスミッション

6速MTは信頼性が高い。デュアルクラッチATは、故障すると費用が高額になりがち。変速が遅かったり、ギクシャクした反応を伴う場合は警戒したい。5年毎の整備が安心。

インテリアと電気系統

車載機能のすべてが、通常通り動くか確かめる。ボンネットのリリースハンドルは脆く、折れると開かなくなる。金属製の社外品が売られている。

知っておくべきこと

英国ではMTの割合が多く、ディーゼルエンジンも設定にはあった。英国仕様のグレードは、小変更後はスポーツ、Sライン、ブラックエディションの3択で、保険料が異なる。可変ダンパーやボーズ社製オーディオなど、備わるオプションも気にかけたい。

英国ではいくら払うべき?

4000ポンド(約84万円)〜6999ポンド(約146万円)

年式を問わず、妥当な走行距離の2代目TTを英国では探せる価格帯。ロードスターの方が、クーペよりお値段は高め。16万kmを超えた例は、より下の価格帯に含まれる。

7000ポンド(約147万円)〜1万2999ポンド(約272万円)

TTSをお考えなら、英国ではこの価格帯から。走行距離が短く状態の良い例なら、1万ポンド(約210万円)以上は想定したい。

1万3000ポンド(約273万円)以上

アウディTT 2.0 TFSI(2007年式/英国仕様)
アウディTT 2.0 TFSI(2007年式/英国仕様)

TT RSをお考えなら、この価格帯から。0-100km/h加速4秒以下の性能を考えると、驚くほどリーズナブルといえる。MT車は人気で、お値段はお高め。

英国で掘り出し物を発見

アウディTT 2.0 TFSI(英国仕様) 登録:2007年 走行距離:11万1000km 価格:4991ポンド(約105万円)

小変更前のTT。信頼性に優れ、充分パワフルな2.0L 4気筒エンジンを積み、維持費とのバランスが良い。ワンオーナー車で、これまで16回ディーラーでの整備を受けている。ブラックの塗装にクリームの内装が、落ち着いた華やかさを演出している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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