ガソリン高騰に立ち向かう究極の1台? 『トヨタ・プリウス』で燃費の限界に挑戦 驚きの結果に【UK編集部コラム】

公開 : 2026.05.27 17:05

力強く軽快な走り 想像以上に楽しい

以前は、このクルマの2.0Lガソリン4気筒エンジンと電気モーターは、控えめで飾り気のない組み合わせであり、特に高速道路の巡航速度域では快調に走っていた。しかし、曲がりくねった2車線道路に入ると、合計出力226ps、0-100km/h加速タイム6.8秒という、なかなか俊敏な性能であることを思い出した。

そこでアクセルを踏み込んでみた。小径のステアリングホイールと低いシートポジションのおかげもあり、なかなか楽しい体験だった。ふと、副編集長のクリス・カルマーが先日、プリウスの試乗後に鍵を返却した際に書いた短いレビューを思い出した。「プリウスがこれほど速く感じるはずがない」と。

トヨタ・プリウスPHEV(英国仕様)
トヨタ・プリウスPHEV(英国仕様)    AUTOCAR

筆者の運転ぶりからして、このテストは早々に終了するだろうと思われた。スウィンドン近くのM4高速道路を走っている時、「残り約50km」という警告メッセージが表示されたからだ。しかし、これはヘレフォードからの帰り道であり、最初に給油してから約800kmも走った後のことである。正直、かなり驚いている。

優れた実燃費 悪露くべきクルマ

車載コンピューターには22.0km/lと表示され、給油後の総走行距離の39%が電気だけで行われたことが示されている。外部充電が切れたのは740km前なので、これはブレーキとエンジンの回生によるものであり、実に素晴らしい成果と言える。

総コストは1マイルあたり13ペンス(1.6kmあたり約28円)で、ガソリン価格が大幅に高騰している現在においては驚くべきものだ。もし、もっと安い家庭用充電器でプリウスを充電していれば、コストはさらに低くなっていただろう。

トヨタ・プリウスPHEV(英国仕様)
トヨタ・プリウスPHEV(英国仕様)    AUTOCAR

一見すると、プリウスは退屈なクルマに見えるかもしれない。多くの人がそう筆者に語ってきたし、もっと刺激的なライバル車(フォルクスワーゲン・ゴルフGTEやホンダプレリュードなど)も存在する。しかし、トヨタの空力重視のデザインと巧妙な基本設計により、率直に言って驚嘆すべきものが生み出された。筆者はこのクルマに心から惚れ始めている。実に素晴らしいクルマだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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