1992年式『レンジローバーV8』の修理費は年間たったの100ポンド 7台所有の愛好家、イベントでも活躍

公開 : 2026.06.15 17:05

50年前からレンジローバーの大ファンに

マイクさんは1970年のロンドン・モーターショーで新型車を見て以来、レンジローバーの虜になったと語る。

「いつか必ず手に入れると心に誓ったんです。結果として、今では7台も所有しています。サウジアラビアで2台所有し、砂漠を走りましたが、残念ながらそのうちの1台はトランスミッションを壊してしまいました」

マイク・ハーストさんのレンジローバー3.5 V8ヴォーグSE
マイク・ハーストさんのレンジローバー3.5 V8ヴォーグSE    AUTOCAR

「あれは2ドアモデルでした。今でも、本物のレンジローバーは初期の2ドアモデルだけだと言う人がいますね」

「この1台は3年後に孫に譲るつもりです。実は、あなた(筆者)とのインタビューが終わったら、孫娘がこのクルマでブルックランズのオフロードコースを走ることになっているんです。彼女は運転免許を取得してまだ1年しか経っていませんが、大丈夫だと信じています」

マイクさんはミドルセックス・カウンティ・オートモービル・クラブの会長を務めている。彼は誇らしげに、同クラブがAUTOCAR誌の創刊からわずか10年後の1905年に設立されたと教えてくれた。過去の会員には、ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブの共同創設者である第5代ハウ伯爵や、速度記録保持者のサー・マルコム・キャンベルなどが名を連ねている。

元会長には第1代ブラバゾン男爵がおり、彼はチャールズ・ロールズと共に英国製ガス気球による初飛行を成し遂げた。

イベントのときには、マーシャルなど諸々の作業にレンジローバーを使っています。数多くのオフロードコースを走ってきましたし、時には横転しそうになったこともありますが、それでもまた走り続けてくれます。見た目は少し古びて錆びついているかもしれませんが、その本質はやはりレンジローバーです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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