85年前のジープでスーパーマーケットへ出動! 博物館から買い取った英国在住オーナー シンプルで整備も簡単

公開 : 2026.07.10 17:05

退役軍人に声を掛けられることも

イアンさんのジープは3速マニュアル・トランスミッションを搭載し、常時四輪駆動であるため、ハイレンジとローレンジを切り替えられるトランスファーケースを備えている。ハンドブレーキはドライブシャフトに作用し、イアンさんによれば車両をしっかりと固定してくれるという。

「ジープは比較的シンプルな作りです。ほとんどの作業は自分でできますが、できない作業はゴダルミング近郊のミルフォードにあるジープ専門業者に依頼しています。スペアパーツは手に入りやすいですね。ジープは大量に生産されたので、必要な部品はほぼ何でも手に入ります。純正品の場合もありますが、最近はインドからの新品パーツが多く出回っています」

ワトソンさんご夫妻のウィリス・ジープ
ワトソンさんご夫妻のウィリス・ジープ    AUTOCAR

イアンさんとヴィヴさんは、このジープで年間約800kmを走行しているという。

「かなり遅いので、後ろを走るドライバーにはイライラさせてしまうかもしれませんが、人々は街中でこのクルマを見かけると喜んでくれます。購入当初は、多くの退役軍人が声を掛けてきて思い出話を聞かせてくれましたが、彼らはもうこの世を去ってしまいました」

「わたしはこのクルマをガレージに保管しているのですが、ガレージの半分にジープに関連する軍関係の記念品を並べています。もう半分は、1968年式のミニ・モークを停めていて、1960年代の記念品を飾っています」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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