ポルシェ、中国シャオペンとCO2排出権プールで提携 新型『マカン』など内燃機関車へ回帰 EU環境規制のひずみ

公開 : 2026.08.19 07:05

厳しい排出規制、罰金リスクも

欧州自動車メーカーの電動化推進を目的とした戦略のために、ポルシェが中国の自動車メーカーにお金を支払っているという事実は、一部のEU議員にとって受け入れがたいものになるだろう。EUは、電動化の推進が現地の産業にダメージを与え、成長の速い中国ブランドに利益をもたらしているという批判を受けている。

EU域内で中国系自動車メーカーと初めて排出権プールを形成したのは日産であり、その相手はBYDだった。ICCTのデータによると、このプールは現在、目標を順調にクリアしており、2025年のCO2排出量平均は目標値の90g/kmに対し76g/kmと、20%も下回っている。

ポルシェ・タイカン
ポルシェ・タイカン

これに次ぐのはBMWで、目標値を3%下回っているが、その他のメーカーはすべて目標値をオーバーしている。フォルクスワーゲンのプールは8%上回っており、罰金の対象となるリスクが高い。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ニック・ギブス

    Nick Gibbs

    英国編集部ビジネス担当記者
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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