改良型マツダ・ロードスターRF試乗 新型エンジンの評価は? 幌仕様と乗り比べ

公開 : 2018.08.13 06:40

どんな感じ?

公道試乗 ロードスターRF

RFに搭載されるPE型のボア×ストロークは83.5mm×91.2mmのロングストローク設定。実用域でのトルクと燃費を前提にするエンジンなら当然の値だが、これを7500rpmの許容回転数まで使い切るスポーツカー用エンジンに仕立て直したところが見所。

実際に7000rpmを超えても大きなトルクダウンはなく、従来型プラス700rpmは加速の伸びやかさだけでなく、トルクバンドの広さと相まってシフトマネージメントの自由度を拡大した。もっとも、試乗車はAT仕様のためマニュアル変速モードでのお楽しみとなるが、MT仕様ならさらに新型エンジンの新たな魅力を味わえるだろう。

こう述べるとATとの相性が悪いように誤解されそうだが、RFのキャラにはATが似合っている。

高回転でのパワーを引き出しながら低回転域が一切犠牲になっていないのが新型エンジン。Dレンジ/ノーマルモードでの巡航回転数は2000rpm以下に抑えられ、実用車に比べればダウンシフトのタイミングは早めなものの、深踏みしなければ1段ダウンで大半を賄う。ふつうに走らせていれば4000rpm以上を使うこともない。
 

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