【ハマーEV】中身を公開 フルEVとして復活 価格はエスカレード並み? 航続距離を予想

2020.03.17

サマリー

GMC「ハマーEV」の技術的な構成が明らかになりました。中身は「アルティウム」とのこと。「アルティウム」とは何か? 航続可能距離や価格について予想します。「安い」と思う方もいるかもしれません。

もくじ

ハマーEV 中身は「アルティウム」!?
「アルティウム」の中身はどうなっている?
ポルシェと同じ、800V・350kwに対応
四駆が標準? 価格はエスカレードに近い?

ハマーEV 中身は「アルティウム」!?

text:Kenji Momota(桃田健史)

2020年5月20日に世界初公開が予定されている、GMC「ハマーEV」の技術的な構成が明らかになった。

ハマーEVの中身は、「アルティウム」だという。

ハマー復活時のAUTOCAR予想イメージ。
ハマー復活時のAUTOCAR予想イメージ。

一般ユーザーのみならず、自動車業界関係者にとっても初めて聞く名称だが、いったいどういうことなのか?

ゼネラルモーターズ(GM)はミシガン州デトロイト北部にあるウォーレンで3月4日、EV戦略に関する記者発表を行った。

その中で、GM会長兼CEOのメアリー・バーラ氏は「フルサイズ・ピックアップトラックまでを含むマルチブランド・マルチセグメントでのEV戦略」について詳しく話した。

GMのEV戦略の柱が、「アルティウム」だ。科学的な専門用語ではなく、バッテリーシステムに対するGM独自のマーケティング用語である。

ハマーEVも、この「アルティウム」を搭載することになる。

「アルティウム」のバッテリー容量には、50-200kWhまで各種のアレンジが可能だという。バッテリー容量は、満充電での航続距離に直結する。

ハマーEVの場合、ボディサイズが旧来型ハマーH2と同じレベル、フルサイズSUVだと仮定すると、「アルティウム」では最大サイズの200kWhの搭載が予想される。

これは、テスラ・モデルSやモデルXの最上級モデルが搭載するバッテリー容量の2倍に相当する。

では、「アルティウム」の中身はどうなっているのか?

「アルティウム」の中身はどうなっている?

GMの説明を筆者(桃田健史)としてまとめると、「アルティウム」はバッテリーパックを意味すると解釈できる。

EVのバッテリーパックとは、バッテリーセル/モジュール/制御システムで構成されている。

GMが公開したモジュラープラットフォーム/バッテリーシステム。
GMが公開したモジュラープラットフォーム/バッテリーシステム。

バッテリーセルには、セルの形状、正極/負極/セパレーターなどセル内部の材料によって様々な種類がある。

「アルティウム」では、韓国LG化学が開発/生産するパウチ型のリチウムイオン二次電池を使う。

パウチ型とは何か?

パウチ型とは、外見が金属シートで覆われた四角く薄いセルだ。これを数枚から数十枚単位で積層する。

積層するための入れ物があり、それをモジュールと呼ぶ。さらに、モジュール毎に温度管理などを行う制御システムが搭載されるのが一般的だ。

モジュールは車体構造に合うように積み木やレゴブロックのように組み合わせる。これが、バッテリーパックとなる。

さらに、必要に応じて電池パック全体の冷却方法として、空冷ではない場合、水冷システムを付加することもある。

ハマーEV向け「アルティウム」の電池容量について、GMは明言していないが、ボディサイズから考えて最大サイズの200kWhを採用する可能性が高い。

航続距離は、400マイル(約640km)となり、5.7Lガソリンエンジン搭載の先代ハマーH2に比べて、端的に航続距離だけを見れば便利になる。

今回の発表で、自動車業界が驚いたことがある。

 

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