「アイオニック5」は、ヒョンデ(現代)の切り札になるのか? 日本で触れて分かったこと

公開 : 2022.03.15 19:25

ライバル多きクラス 展望は?

さらにアイオニック5に限れば、カーナビもゼンリン製地図を採用して日本仕様にローカライズし、さらにドライブレコーダー機能も装備される。

このあたりからもアイオニック5へのヒョンデの力の入れ具合が伝わってくる。

ヒョンデ・アイオニック5(479万円~589万円)。日本仕様のボディサイズは全長4635×全幅1890×全高1645mmだ。
ヒョンデ・アイオニック5(479万円~589万円)。日本仕様のボディサイズは全長4635×全幅1890×全高1645mmだ。

ヒョンデ・モビリティ・ジャパンによればターゲットとしているのは「少し余裕のある子育て世代」という。

日本人の年収が下がる一方の状況下で、はたしてそれに合致する世代がどれだけいるかということもあるが、一方ではヒョンデが過去に撤退したことを知らない世代を狙っているのではないかとの見方もできる。

ただ、クルマとしての出来は素晴らしく良い。

アイオニック5の直接のライバルは、トヨタの「bZ4X」やスバルの「ソルテラ」、日産の「アリア」などが想定されるだろう。

販売体制を考えればテスラの「モデル3」の方がより立ち位置は近いのかも知れない。

そうした中でも、バッテリーへの充電というネガティブな要素を無視すれば、選びたくなるクルマであることは確かだ。ぜひ試乗して体験してみることをオススメしたい。

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