フェラーリ・プロサングエ(Purosangue)2022 最新情報 フェラーリ初のSUV 内外装/スペック/写真

公開 : 2022.03.25 20:35

フェラーリSUV、コードネーム「プロサングエ」について、今わかっていることをお伝えします。

「プロサングエ」の使用権 争う姿勢

2020年2月5日にAUTOCARが報じた情報によると、フェラーリは、同社初のSUVのモデル名「プロサングエ」をめぐって、慈善団体と法的に争う姿勢を明らかにしたという。

フェラーリが使用する計画をしている「プロサングエ」という名前は、「サラブレッド」または「純血」を意味する。

フェラーリ・プロサングエと思われるリーク画像。
フェラーリ・プロサングエと思われるリーク画像。    @cochespias

フェラーリは2018年に「プロサングエ」の名前の採用を決めていた。しかし「ザ・プロサングエ・ファンデーション」と呼ばれるイタリアのアンチ・ドーピング・チャリティー団体が使用中だ。

フィナンシャル・タイムズは以下のレポートを発表している。

「フェラーリは、慈善団体が独占権を主張できるほど、その名前を商業的に十分に使用していないと主張し、名前の使用権を取得するため、ボローニャで法的手続きを開始した」

慈善団体は2013年にプロサングを商標として登録し、後に初めてSUVの詳細が公開された際、フェラーリの名前の商標登録の試みを阻止した。

マセラティレヴァンテ風の偽装でテスト

マセラティ・レヴァンテにしては、少し車高が低いな……と思われるこのクルマ(テスト車両)こそ、フェラーリ・プロサングエの可能性が高い。

AUTOCARのスパイカメラマンがプライベートテスト施設で捉えたものだ。

AUTOCARのスパイカメラマンが捉えたフェラーリ・プロサングエと思われるプロトタイプ。マセラティ・レヴァンテ風の偽装が施される。
AUTOCARのスパイカメラマンが捉えたフェラーリ・プロサングエと思われるプロトタイプ。マセラティ・レヴァンテ風の偽装が施される。    AUTOCAR英国編集部

AUTOCAR英国編集部の記者は「新しいレベルの快適性、インテリアデザイン、室内空間をフェラーリに提供するというこのモデルの意図は見られる」とコメントしている。

またこのスタイルから、「フェラーリ初のSUVがフロントミドエンジンになるというAUTOCARの予想と一致する」とも述べる。

レヴァンテよりもかなり低い位置にあるボディに、エンジンが配置されている場所に膨らみのある長いボンネットを採用している。

インテリアについては、新デザインのステアリングホイールに車載システムやヘッドアップ・ディスプレイなどに加えて、エアコンなどの操作系やリアシートのエンターテインメント、乗降性の向上なども盛り込まれているという情報も掴んでいる。

「プロサングエ」 V6ターボ/V12 NAか

以下の情報が明らかになったときには、すでにマセラティ・レヴァンテ風の偽装を脱ぎ捨て、プロサングエの市販仕様と思われるプロトタイプに偽装を施しテストを開始している。

写真は、AUTOCARのスパイカメラマンが捉えたものだ。

AUTOCARのスパイカメラマンが捉えたフェラーリ・プロサングエと思われるプロトタイプ。
AUTOCARのスパイカメラマンが捉えたフェラーリ・プロサングエと思われるプロトタイプ。    AUTOCAR英国編集部

フェラーリが発表した2種類のアーキテクチャーのうちミドシップではない方は、V6、V8、V12のエンジンに対応。

ハイブリッドの有無にも、トランスアクスル・デュアルクラッチATにも、後輪駆動や4輪駆動にも順応できる柔軟性。

定員も2名か2+2、4名かを選べるほどホイールベース長は伸縮が可能で、クーペやスパイダー、車高の高いSUV形状に対応するという。

フェラーリのマイケル・ライターズ最高技術責任者にAUTOCARは独占インタビューをおこなっている。

「V6やV12の搭載については明言できませんが、想定はしています。わたしの仕事は新しいモデルの可能性を示すこと。そして市場ニーズに耳を傾けることです」(マイケル・ライターズ)

「求められる機能性はお客様によって異なります。どれだけの広さが必要なのか。6気筒や8気筒は必要なのか。ホイールベースは長い方が良いのか……」

「そこでV6、V8、V12エンジンを用意し、フロントミドシップやミドシップ、ハイブリッドの有無や駆動方式、シートレイアウトなど幅広い選択肢を用意します」

「ホイールベースの長さも自由です。最小限の影響で、ドライブトレインやレイアウトを変更できるのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 執筆

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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