テスラ・モデルY 詳細データテスト 強力な動力性能 走りの洗練性は問題外 充電設備の内容は圧倒的

公開 : 2022.04.02 20:25

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

大型のタッチ式ディスプレイを装備し、スイッチ類を排した自動車メーカーはテスラだけではない。しかし、そこにそれなりの説得力を持たせたのは、テスラが最初かもしれない。

それはいまでも、ある程度までは言えることだ。というのも、15インチのスクリーンはじつに大きく、画面内に大きなボタンが設置できるからだ。即座に反応し、ほとんどのメニューがひとつかふたつの階層に収まっている。また、USBポートは数多く、ワイヤレス充電器はふたつ備えている。

大型ディスプレイはスイッチが常設されていて使い勝手はいいが、エアコンのそれはもう少し大きいほうがいい。Apple CarPlayやAndroid Autoは未装備。ナビゲーションはGoogle Mapを使用する。
大型ディスプレイはスイッチが常設されていて使い勝手はいいが、エアコンのそれはもう少し大きいほうがいい。Apple CarPlayやAndroid Autoは未装備。ナビゲーションはGoogle Mapを使用する。    MAX EDLESTON

しかしながら、エアコン用のボタンは小さすぎ、Apple CarPlayやAndroid Autoは内蔵されていない。Apple PodcastsやApple Musicを使いたい場合には、Bluetooth接続を使う必要がある。ただし、Spotifyは標準装備されている。

ナビゲーションはGoogle Mapを使用する。ほぼよくできているが、モバイルの電波がキャッチできない場所では正常に機能しない場合もあり、音声案内はややしゃべりすぎな感がある。

燈火類

パワフルなLEDヘッドライトは標準装備。マトリックスタイプは設定されていないが、これはアメリカの法規に合わせて開発されたからだ。いずれ追加されることに期待したい。

ステアリングとペダル

ペダルはふたつで、センタートンネルはないので、きわめて普通のポジショニングとなっているのは予想通りだ。回生ブレーキが強力なので、左ペダルを使う機会はそれほど多くないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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