ルノー・メガーヌE−テック・エレクトリック 詳細データテスト 乗り心地上々 ステアリングに難あり

公開 : 2022.12.03 20:25

購入と維持 ★★★★★★☆☆☆☆

公称451kmという航続距離は、少なくともスペック表の上ではキア・ニロEVと同等で、充電の速さはクプラボーンに肩を並べる。だが、現実的にはそういかないのが残念なところだ。

テスト中の電費は5.3km/kWhにすぎず、60kWhバッテリーで走行できる距離は計算上320kmを切る。クプラのバッテリーはこれよりわずかに小さいが、同様のコンディションと使い方で350kmを超える。

残価予想は、メガーヌE−テック・エレクトリックよりクプラ・ボーンのほうがわずかに上。しかし、それらより値落ちが少ないのは、元値の安いMG 4だ。
残価予想は、メガーヌE−テック・エレクトリックよりクプラ・ボーンのほうがわずかに上。しかし、それらより値落ちが少ないのは、元値の安いMG 4だ。

メガーヌの充電性能はクプラを凌ぐ最大130kWで、10〜80%の充電時間は30分ほど。7.4kWのウォールボックスなら、0-100%は9時間少々だ。

ベーシックグレードのエキリーブルは3万5995ポンド(約594万円)からで、クプラやキアに比べてもなかなかのコストパフォーマンス。ただしこのグレードでは、Googleのテクノロジーやアダプティブクルーズコントロール、フロントのパーキングセンサーが装備されない。

フル装備にするなら、3万8495ポンド(約635万円)のテクノを選ぶ必要がある。この価格、同等仕様のクプラと肩を並べ、キアよりはやや安い。ただし、MG 4なら最上位仕様でも3万1495ポンド(約520万円)で手に入ることも見逃せない。

なお、ボディカラーを除けば、オプションは用意されていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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