ルノー・メガーヌE−テック・エレクトリック 詳細データテスト 乗り心地上々 ステアリングに難あり

公開 : 2022.12.03 20:25

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

Androidのスマートフォンが世に多く出回っている昨今、Googleアカウントを持っていないひとは少ないだろう。その結果、クルマにGoogleエコシステムを使う意味が生まれた。Android Automotiveの背景には、これが大きく作用している。

これは、Android Autoとは別物。ちなみにルノーのシステムではApple CarPlayともども、スマートフォンのミラーリングはオプション設定だ。

Googleベースのインフォテインメントシステムは、おおむね使いやすく、機能性にも不満は感じない。ただし、モバイル通信の圏外になると機能不全に陥るのはいかんともし難い。
Googleベースのインフォテインメントシステムは、おおむね使いやすく、機能性にも不満は感じない。ただし、モバイル通信の圏外になると機能不全に陥るのはいかんともし難い。    MAX EDLESTON

システムはGoogleのマップや音声アシスタンスなどを利用しており、appストアを介してSpotifyなどのアプリのダウンロードもできる。同時に、ほかの車両システムとも統合されていて、Googleマップを使って目的地到着時のバッテリー残量を見たり、メーター画面に進行方向を表示したりすることもできる。

おおむね上々の機能ぶりで、レスポンスが早く、レイアウトは直観的。Googleマップは、ルート選択や充電器検索で、ほとんどのナビゲーションシステムに勝っている。

とはいえ、ロングドライブで急速充電器へガイドする機能はテスラ並みとはいかない。また、モバイルデータ通信の圏外になってしまうと、ナビも音声アシスタンスも適切に機能しなくなるのはGoogleの弱点だ。

燈火類

LEDヘッドライトは標準装備で、テクノグレードではマトリックスタイプとなる。パワフルだが、対向車への防眩は効かなそうだった。

ステアリングとペダル

ペダル配置はきわめて一般的だが、ブレーキペダルのリンケージが左へ長く伸びている。EVで左足ブレーキを使うドライバーは多くないだろうが、このメガーヌでならそれができる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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