中古車対決! アストン・マーティンV12ヴァンテージS vs マクラーレンMP4-12C

公開 : 2014.09.16 23:40  更新 : 2017.05.29 19:33

結論を出すのに数多のジレンマが絡み合う中古車対決の第3段。早速始めることにしよう。

スーパーカーを買う際に、実用性やランニングコスト、航続可能距離を優先事項として位置づける人はいない。なぜならば言うまでもなくスーパーカーとは究極のゼイタク車だからだ。欲求をシンプルに、そしてピュアに満たしてくれさえすればそれでいい。

多気筒エンジンに、煙を上げるタイヤ、陶酔するようなエグゾースト・ノートやドラマなどに興味なぞ毛頭ない、と言う向きは今の御時世を顧みれば健全なことかもしれない。突き放すようで申し訳ないけれど、そういう人はエコカーを購入することをおすすめする。

ただしスーパーカーを取り巻く環境が変わっているのも言わずと知れた事実。なにも世間から白い目で見られながらガソリンを垂れ流すかのように走るクルマだけがスーパーカーではなくなってきているのだ。ここに登場するマクラーレンMP4-12Cも近代的スーパーカーの1台といえるだろう。2011年にデビューしたこのクルマは、マクラーレンP1や12C GT3と共通の基本骨格を持つ。カーボンファイバー製タブに乗っかるエンジンは3.8ℓのV8エンジン。これまでのV12やV10を基本とするスーパーカー基準からすれば幾分控え目とさえ思えるのではないだろうか。

現行モデルこそフロア・マットには ’12C’ と省略されたモデル名が刺繍されているけれど、今回借り出したモデルはまだ ’MP4-12C’ と書かれていた初期型。新車当初の車両価格は£168,000(2,933万円)だったが、今はおよそ£130,000(2,270万円)くらいまで落ち着いている。ちょうど新車のアストン・マーティンV12ヴァンテージSと同じくらいの価格だ。

2012年からはモデル名がMP4-12Cから12Cに省略され、エンジン制御のキャリブレーションやソフトウェアなどが変更された。この結果、最高出力は初期の600psから625psへと更新されている。

マクラーレンはそれだけでは飽きたらず、今度は650Sなるモデルを市場に投入した。こちらはエンジンのアップグレードはもちろんのこと、アンドロイド・ベースのマルチメディア/ナビゲーション・システムを搭載。ブレーキング時に跳ね上がるリア・ウイング(通称エア・ブレーキ)はスタビリティ向上のためにも仕事を行うようになり、’新顔’ に変更することによってエアロダイナミクスも向上したという。

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