プアマンズ・ロールス・ロイス ジャガーXJ6 S1とローバーP5 B(2) 歴代の英国首相の公用車

公開 : 2025.05.10 17:46

古い基本設計を感じさせないV8エンジン

V8エンジンの印象は、60年も前の基本設計なことを感じさせない。驚くほどスピードを乗せやすく、郊外の一般道を軽々と走破できる。ちなみにこのユニットは、後に初代レンジローバーモーガン・プラス8にも利用されている。

大きめの凹凸を通過すれば、サスペンションが身震いすることも。上級サルーンとしては、乗り心地は硬めといえるが、安定性にも唸らされる。

ローバーP5 B 3.5リッター・クーペ(1967〜1973年/英国仕様)
ローバーP5 B 3.5リッター・クーペ(1967〜1973年/英国仕様)    トニー・ベイカー(Tony Baker)

ステアリングホイールへ伝わるフィードバックは皆無で、切り始めの遊びは大きい。それでも、速度域が上昇すると重みが増し、ハイレシオなステアリングラックと相まって、機敏にカーブを抜けていける。

気張るとアンダーステアを隠さず、安全志向なことがわかる。P5 B 3.5リッターをスポーティなサルーンだとは表現できないが、V8エンジンのサウンドと相まって、活気ある雰囲気へ惹き込まれる。

この続きは、ジャガーXJ6 S1とローバーP5 B(3)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サイモン・ハックナル

    Simon Hucknall

    英国編集部ライター
  • 撮影

    トニー・ベイカー

    Tony Baker

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ジャガーXJ6 S1とローバーP5 Bの前後関係

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