個性的すぎる超レアなクルマたち マン島自動車博物館の展示車両 40選(後編)

公開 : 2025.05.05 19:25

28:ポルシェ928 DHC

ポルシェは、928のコンバーチブルを少なくとも1台製作し、量産化を検討した。結局、量産化には至らなかったが、代わりにサードパーティが同様の試みを行った。このオープントップの928は、米カリフォルニア州の無名企業によって少量生産されたものだ。

28:ポルシェ928 DHC
28:ポルシェ928 DHC

29:MGB

生産終了間際に出荷されたこの1台は、他のコレクションと同様、物語を秘めている。デニス氏の友人が妻のためにこのMGBを購入したが、結婚生活は破たんする。妻はクルマを所有する気がなかったため、離婚の慰謝料の一部としてデニス氏に譲渡されたという。

29:MGB
29:MGB

30:ファセル・ヴェガ・エクセレンス

フランスの高級車ブランド、ファセル・ヴェガは、1954年から1964年までのわずか10年間に、約3000台の高級車を生産した。そのほとんどはクーペだったが、4ドア・セダンのエクセレンスも156台生産され、そのうちの4台がマン島自動車博物館に展示されている。写真にはそのうちの3台が写っているが、ご覧のとおり、状態には多少差がある。

30:ファセル・ヴェガ・エクセレンス
30:ファセル・ヴェガ・エクセレンス

31:フィアット・サマンサ

博物館には、ヴィニャーレによって生産されたフィアット125ベースのサマンサが4台展示されている。生産台数100台程度と、ファセル・ヴェガ・エクセレンスよりもさらに希少なクルマだ。サマンサは腐食にあまり強くないため、一部は修復が必要な状態だ……。

31:フィアット・サマンサ
31:フィアット・サマンサ

32:フォード・サンダーバード

1955年に2人乗りとして発売されたサンダーバードだが、1962年の3代目では4人乗りとなった。最高出力300psの6.4L V8エンジンを搭載し、妊娠中の女性でも乗り降りしやすいように、ステアリングホイールがスライドする仕組みになっている。

32:フォード・サンダーバード
32:フォード・サンダーバード

33:ハンバー・スーパースナイプ・ピックアップ

かつて英国に存在した自動車ブランドのハンバーは1950年代、複数の石油会社から砂漠用のピックアップトラックの製造を依頼された。200台程度が作られたようだが、現存するものは1台もない。そこで、デニス氏は1950年代初頭のスーパースナイプ・セダンを基に、オリジナル図面を使用して2台のピックアップトラックを自作した。

33:ハンバー・スーパースナイプ・ピックアップ
33:ハンバー・スーパースナイプ・ピックアップ

34:フィアット130

フィアットの高級セダン、130は1969年に発売され、その2年後にはピニンファリーナが設計・生産を担当した超スタイリッシュなクーペが登場。この豪華な2ドアの130は、3.2LのV6ガソリンエンジンを搭載し、1977年までに4500台近くが生産された。

34:フィアット130
34:フィアット130

記事に関わった人々

  • AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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