個性的すぎる超レアなクルマたち マン島自動車博物館の展示車両 40選(後編)

公開 : 2025.05.05 19:25

35:ハルトゲBMW E30

1980年代から1990年代にかけて、アルピナによるBMWのチューニングカーが注目を浴びていた頃、ライバルであるドイツのチューニングメーカー、ハルトゲは、この325iスポーツなどのクルマに魔法のような改造を施していた。標準の170psから195psにアップグレードされたエンジン、強化されたブレーキとサスペンション、そしてリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを搭載し、まさにモンスターマシンだった。この1991年製の車両は、H26シリーズの最終生産モデルの1つで、2023年時点では博物館に展示されていたが、現在はオーナーが運転を楽しんでいるようだ。

35:ハルトゲBMW E30
35:ハルトゲBMW E30

36:ハンバー・スーパースナイプ

この1964年製の4代目ハンバー・スーパースナイプは、5代目モデルが登場する直前に出荷された車両だ。スーパースナイプでは腐食が大きな問題となっているため、デニス氏は英国で探すのを諦め、結局、オーストラリアから輸入することにした。この車体色は、オーストラリア仕様にのみ採用されていた珍しいものだ。

36:ハンバー・スーパースナイプ
36:ハンバー・スーパースナイプ

37:トヨタセンチュリー

トヨタ・センチュリーの初代モデルは1967年に登場し、1997年に2代目に切り替わるまでほとんど変更が加えられなかった。この1991年製の車両は、4.0L V8エンジンを搭載し、標準モデルよりも150mm長い、非常に珍しいリムジンバージョンだ。

37:トヨタ・センチュリー
37:トヨタ・センチュリー

38:自動車関連グッズ

自動車やオートバイだけでなく、この博物館には膨大な数の模型、ポスター、広告、そしてマン島TTレース関連の記念品(タバード、トロフィー、写真など)も多数展示されている。

38:自動車関連グッズ
38:自動車関連グッズ

39:NSU Ro80

Ro80は、ヴァンケル式ロータリーエンジン、セミオートマチック・トランスミッション、空力設計、そしてパワーステアリングを備えた技術的傑作である。さらに、ディスクブレーキと前後独立懸架サスペンションも搭載されていた。しかし、エンジンの信頼性の問題によりNSUは倒産し、その後フォルクスワーゲンに買収された。

39:NSU Ro80
39:NSU Ro80

40: オースチンヒーレー・スプライト

「フロッグアイ」という愛称で知られるスプライトは1958年、最終モデル(MkIV)としてこの形に進化した。写真はオースチン・ヒーレーブランドが完全に消滅する前の1971年に生産された車両で、1275ccのAシリーズエンジンが搭載されている。その形状は、MGミジェットとして受け継がれ、さらに10年間存続することになった。

40: オースチン・ヒーレー・スプライト
40: オースチン・ヒーレー・スプライト

記事に関わった人々

  • AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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