公道で魂揺さぶるパフォーマンス BMW M4 CS(1) ポルシェ911 GT3へ通じるハード

公開 : 2025.06.12 19:05

これ以上ないほどシリアスなコクピット

車内空間は、公道モデルとして、これ以上ないほどシリアス。深いカーボン製シェルのバケットシートに、底部がフラットで赤いボタンが並ぶアルカンターラ巻きステアリングホイールが与えられ、価格に見合う特別な雰囲気で溢れている。

これらは、実はM4 コンペティションでもオプションで組めるアイテムながら、シンプルなカーボン製センターコンソールは完全な専用品。アームレストが省かれ、お財布は隠しておけないが。シフトセレクター前の小物入れにも、蓋がない。

BMW M4 CS(英国仕様)
BMW M4 CS(英国仕様)

人間工学は素晴らしい。スイッチ類は、ポルシェ以上にソリッド。カーボン製シフトパドルは、驚くほど軽く弾ける。

リアシートは、乗降性が良いわけではないものの、大人でも長時間過ごせる余裕がある。使い勝手では、911を確実に凌駕するといえる。

走りの印象は、BMW M4 CS(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

BMW M4 CSの前後関係

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