見るだけで楽しいフォードのコンセプトカー 50選(前編) 華々しい「夢」のクルマたち
公開 : 2025.06.14 18:25
メガスターII(1978年)
フィエスタをベースにしたオフロード車のトゥアレグ(Tuareg)と並んで、メガスターIIはフォードの創立75周年記念モデルである。ギアがデザインしたこのコンセプトカーは、当時のタウナスをベースに、同じ4気筒エンジンと4速マニュアル・トランスミッション、サスペンションを採用していた。
ただし、フロアパンの後部が短縮され、ハッチバックボディはウェッジシェイプとなり、ドアには深い窓が設けられた。メガスターIIは1978年3月にジュネーブで初公開され、ニューヨークのオートエキスポやロサンゼルスの輸入車ショーで展示された。

ギア・ポッカー(1980年)
このポッカーもまた、ギアがフィエスタをベースに開発したコンセプトカーだ。全長3277mmというコンパクトな車体に4人(フォードの当時の発表では5人とも)を乗せることができた。
実用性を確保するため、荷物は側面に収納でき、後部座席をフラットに折りたたむことで荷室スペースを拡大することができた。バンパーは車両全体を囲むように配置され、「混雑した地域での駐車時の保護性能を高める」設計となっていた。

マーキュリー・アンサー(1980年)
1980年1月のデトロイト・モーターショーで展示された『アンサー(Antser)』は、2+2シート、射出成形プラスチックボディ、スライドドアを備えたウェッジシェイプのEVコンセプトカーだ。
シートには、コンソール上のボタンでサポートレベルを調節できるインフレータブル・クッションが採用され、「高度に洗練された電子インストゥルメント・パネル」が、地図表示など、コンピューター制御のさまざまな情報表示機能を備えていた。

ギア・コックピット(1981年)
過去10年間に2度の世界的な石油危機を経験したフォードは、1980年代初頭、当然のことながら燃費向上に真剣に取り組んでいた。その一例が、フロントヒンジ式のキャノピーを備え、総重量わずか770ポンド (349kg) の、非常に空力性能に優れた2シーターの都市型車、ギア・コックピットだ。
ピアッジオ製の200cc単気筒ガソリンエンジン(最高出力12ps)を使用した後輪駆動車だが、1981年7月14日にディアボーンで開催されたアーバンカー・ニュース・カンファレンスで、当時のフォードの設計担当副社長ドナルド・F・コプカ氏は、「電気や代替燃料エンジンでも駆動可能」と説明している。

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