鬱蒼とした雑木林に眠る希少なクラシックカー 20選 ジャンクヤード探訪記
公開 : 2025.06.22 18:25
フォード・フェアレーン(1958年)
この1958年型フォード・フェアレーンが新車だった頃を想像するのは難しい。最初の数年間、誇り高いオーナーは週末ごとに洗車と磨き上げを繰り返しただろう。
輝くクロームと光沢のある塗装に映る自分の姿をチェックし、最初の傷を発見した際には1か月ほど落ち込んだに違いない。わたし達が撮影した頃には、そんな日々は遥か昔の話になっていた……。

フォード・エコノライン
1980年代初頭を象徴する米国車といえば、ブラウンとゴールドのフォード・エコノラインだ。もしかしたら、この個体も誰かに拾われてレストアされていたかもしれないが、残念ながら状態は悪かった。フォードのEシリーズは60年以上にわたり生産され、同社で最も長い歴史を持つモデルの1つである。トランジットの発売以来、販売台数は急落しているが、今でも年間3万台以上を販売している。これまでに300万台以上が生産されている。

トヨタ・セリカGT
フォード・マスタングと同じように、トヨタ・セリカも平凡なセダン(この場合はカリーナ)をベースにしたスポーツカーだ。こちらのGTは1975年に生産されたと思われる初代モデルだ。そうだとすると、いわゆる「5マイルバンパー」が装備されていたはずだ。

ビュイック・エレクトラ・パーク・アベニュー(1982年)
決して世界一エキサイティングなクルマではないことは承知しているが、この時代のビュイック・エレクトラ・パークアベニューは急速に姿を消しつつあり、ここで紹介しておきたいと考えた。こちらは1982年製のクーペで、多少傷やへこみはあるものの、錆はそれほどひどくないようだ。この年に生産された7万6232台のうち、2ドア車は8182台しかなかった。

シボレー・ベルエア(1962年)
この1962年型シボレー・ベルエアが、ここまで長く生き残っているのは素晴らしいことだ。しかし、ボディの大部分が錆びてしまっているため、寿命は残り少ないかもしれない。ベルエアという名称は、1950年から1975年まで米国のシボレーに採用され、カナダではさらに6年長く使用された。
原文:ウィル・シャイアーズ(Will Shiers)


































