エッジーな響きはフェラーリ風? ランボルギーニ・テメラリオ(2) 驚異的な回転数と新次元の操縦性

公開 : 2025.07.23 19:10

驚異的な回転数と新次元の操縦性

ウラカンから能力を遥かに拡幅する、テメラリオランボルギーニ自ら、「フオリクラッセ」(別格)」のモデルだと主張する。V10エンジンは失ったが、多くのライバルが6気筒なことを考えると、V8エンジンでも訴求力は欠かないはず。

サーキットを10周走った程度では、実力へ迫ることは難しい。公道でのドラマチックさやエキサイティングさは、その環境でなければ探ることができない。

ランボルギーニ・テメラリオ(欧州仕様)
ランボルギーニ・テメラリオ(欧州仕様)

9500rpmへ達した時や、最大トルクを召喚した時、150km/hでコーナーを縫う時に真の魅力が顕になるなら、もどかしく感じる可能性はある。しかし、インタラクティブな操縦性や、ドライバーを惹き込む能力の高さは明らかだろう。

テメラリオが、ハイブリッドへ完全にシフトするランボルギーニの、強力な新人であることは間違いない。さらなる成長を、確実に後押しするに違いない。驚異的な回転数と新次元の操縦性で、充分以上の可能性を実感させてもらった。

◯:ジュニアとは呼ばせない速さと操縦性 ウラカン以上の限界領域での魅力 思わず見惚れてしまうデザイン
△:V10エンジンの高揚感まではない ウラカンから相当な価格上昇 スタイリングにはもう少し個性が欲しい

ランボルギーニ・テメラリオ(欧州仕様)のスペック

英国価格:26万35ポンド(約5149万円)
全長:4706mm
全幅:1996mm
全高:1201mm
最高速度:342km/h
0-100km/h加速:2.7秒
燃費:8.9km/L
CO2排出量:272g/km
車両重量:−kg
パワートレイン:V型8気筒3995cc ターボチャージャー+トリプルモーター
使用燃料:ガソリン
最高出力:920ps/9000-9750rpm(システム総合)
最大トルク:74.2kg-m(V8エンジン)
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック(四輪駆動)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ランボルギーニ・テメラリオの前後関係

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