世界初の330km/h超モデル? ポンティアック・トージャン(1) ハイオク注げば900馬力
公開 : 2025.08.17 17:45
331km/hの最高速度に達した?プロトタイプ
「もの凄いクルマなんですよ。(テレビ番組の)サルベージ・ハンターズを撮影している時に、発見したんです」。カウランドが微笑む。ドラマのナイトライダー以来、トランザムの大ファンになり、主役だった「キット」のレプリカも所有するそうだ。
BMW 635 CSiを探すタイトルの取材中、普通とは違うポンティアックの後ろ姿がチラ見えしたと回想する。近寄って確認してみると、直感した通り、トージャンだったという。2019年の出来事だ。

しかも、タダモノではなかった。最初に作られたプロトタイプで、時速206マイル(約331km/h)の最高速度が主張された個体、そのものだった。
ツインターボで最高900psを発揮した5.7L V8
クヌーセンは、カスタムカー界で名を馳せ、ターボ化を得意としたゲイル・バンクス氏と面識があった。シボレー・コルベットで、1981年に最高速記録を樹立した人物だ。
そのコルベット C3のエンジンは、ボート用に開発された430cu.in(約7.0L)のV8ビッグブロックで、最高出力は1000馬力を超えていた。通常と大きく違わない見た目ながら、386km/hに到達していた。

トージャンのプロトタイプ用に、クヌーセンはV8エンジンを依頼。彼はボート用の5.7L V8エンジンに2基のターボチャージャーとインタークーラーを装備した、特別なユニットを仕上げた。ハイオクガソリンを注げば、900馬力を超える出力が主張された。
バンクスは、それと同じエンジンを積んだトランザムで、時速206マイル(約331km/h)の最高速を達成していた。クヌーセンは、実際には試していないそうだが、トージャンでも同じ速度に到達すると考えたらしい。
この続きは、ポンティアック・トージャン(2)にて。









































































































