ミュンヘン・モーターショー(IAAモビリティ2025) 注目の新型車発表まとめ BMW、VW、ルノーなど

公開 : 2025.08.10 18:25

ヒョンデ・アイオニック2

ヒョンデはEVラインナップの拡大を進めており、既存のバイヨンのEV版に相当するクロスオーバー車、アイオニック2(仮称)を公開する見通しだ。

このコンパクトクロスオーバー車は、兄弟ブランドのキアの新型 EV2と兄弟車となり、インスターとコナ・エレクトリックの間に位置付けられる。ルノー4ボルボEX30などのライバル車となるだろう。

ヒョンデ・バイヨン(このEV版が登場する見込み)
ヒョンデ・バイヨン(このEV版が登場する見込み)

メルセデスAMG コンセプトAMG GTトラックスポーツ

メルセデスAMGは、ポルシェ911 GT3 RSのライバルとなるV8エンジン搭載のサーキット特化型モデルを開発中だ。

ミュンヘン・モーターショーでは、2023年発売の2代目AMG GTをベースに製作されたコンセプトAMG GTトラックスポーツとして公開予定だ。

メルセデスAMGコンセプトAMG GTトラックスポーツ
メルセデスAMGコンセプトAMG GTトラックスポーツ    メルセデスAMG

このモデルは、AMGの4.0L V8ツインターボエンジンを大幅に改良し、740psという驚異的なパワーを発揮した2022年のAMG GTブラックシリーズの後継車となる可能性が高い。

メルセデス・ベンツGLC

BMW iX3の最大のライバルとなる新型GLCが、ついにデビューを飾る。従来モデルのEQCと比較して、航続距離と充電速度が大幅に向上するという。

シングルモーター仕様とデュアルモーター仕様の2種類のパワートレインが用意され、後者は最高出力490psを発揮。さらに、最大600psを誇るAMGモデルも開発中だ。

メルセデス・ベンツGLCのプロトタイプ
メルセデス・ベンツGLCのプロトタイプ

ポールスター5

スウェーデンのポールスターは、ポルシェタイカンに対抗する新型セダン『5』を展示する。最もパワフルな仕様で900ps近い出力を実現すると言われている。

「ポールスターのアイデンティティを定義するプロジェクト」と表現されており、同社の新しい800V電気アーキテクチャーを採用した最初のモデルとなる。「スーパーカー並み」の剛性を備え、このクラスで最も軽量と謳われている。

ポールスター5
ポールスター5

ルノー・クリオ

ルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)の新型が初公開される。6代目は純ガソリンエンジン車を廃止し、全車ハイブリッドとなる予定だ。これは、EU(欧州連合)の厳しい排出ガス基準に対応するためだ。

ダイヤモンド形状のグリルパターンを施したフロントエンドや、リアのツインデッキ式リップスポイラーなど、複数の新しいデザイン要素を導入する。

ルノー・クリオ(写真は現行型)
ルノー・クリオ(写真は現行型)

スコダ・エピック

チェコのスコダも、フォルクスワーゲン・グループの一員としてMEBエントリー・プラットフォームをベースとする新型エピックを出展する予定だ。

2024年にコンセプトモデルが披露されており、来年には欧州で2万5000ポンド(約500万円)未満の価格帯で販売開始される見込みだ。

スコダ・エピック・コンセプト
スコダ・エピック・コンセプト    スコダ

フォルクスワーゲンの新型ID.2Xと生産ラインを共有するコンパクト・クロスオーバーで、ルノー4と競合するだろう。高性能のvRSモデルも後日登場すると期待されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事