R&D担当者に聞く日本仕様の作り方!(前編)【ヒョンデ・コナ長期レポート#17】

公開 : 2025.09.01 11:45

コナのスポーツモードは日本向けの味付け

その『まろやかな加速』に関しては、HMJの佐藤さんがコナの日本仕様を例に教えてくれた。

「コナはノーマルモードでアクセルレスポンスをまろやかにする一方で、スポーツモードではより機敏に走れるよう味付けを変えるなど、プログラムによるキャラクター変更を行っています」

日本独自の充電規格、CHAdeMO(チャデモ)への対応も重要なポイントになる。
日本独自の充電規格、CHAdeMO(チャデモ)への対応も重要なポイントになる。    平井大介

本来スポーツモードのレスポンスはここまで速くないそうで、ノーマルとのメリハリが日本では特に強くなっているそうだ。これは2023年に日本導入されたコナ以降、走行領域にHMJ R&Dの意向が反映され始めた証であり、マイナーチェンジ版のアイオニック5やインスターでも様々な取り組みが行われている。

コナの日本仕様に関しては、こんな話もしてくれた。

「オーディオのボリューム調整ボタンやナビのメニュー画面など、助手席側にあった操作系が日本向けに運転席側(右側)に反転されています。地道な作業ですが、日本のお客様が自然に使えるようにしました」

日本独自の充電規格、CHAdeMO(チャデモ)への対応も重要なポイントだ。佐藤さんが続ける。

「充電器との相性問題を迅速に解決するため、ひとつひとつ検証しており、現在の適合状況は非常に良いと評価されています。15年前のBluetoothだと思ってください。最近はだいぶよくなりましたが、規格品どおりに作っても微妙に繋がらないとういうことがありましたからね」

(R&D担当者に聞く日本仕様の作り方!後編につづく)

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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