いろいろ許せるカワイイ3ドア フィアット500e(1) 実は5年目 電動ハードの長短は?

公開 : 2025.08.28 19:05

気になる人間工学 狭いことは否定できない

人間工学的には、いくつか気になる点もある。運転席の座面の高さは、オプションを指定しなければ調整できない。標準の位置は高めで、フロントガラスを見下ろすような格好になり、バックミラーによる死角も小さくない。

右ハンドルでもペダル配置は悪くないものの、左足の置き場には困りがち。フットレストは細く、うっかりブレーキペダルへ触れてしまうこともあるだろう。

フィアット500e 42kWh レッド(英国仕様)
フィアット500e 42kWh レッド(英国仕様)

車内空間は、全長が約3.6mだとしても狭い側。前席へ平均的な身長の大人が座ると、後席で快適なのは子ども程度になってしまう。ISOFIX金具が備わり、ベビーシートは2脚固定できる。

荷室も狭い。恐らく、欧州で売られている普通車では最小だろう。後席の背もたれは、上位グレードでは50:50の分割で倒せるものの、荷室の床面と小さくない段差が残る。

走りの印象とスペックは、フィアット500e(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

フィアット500eの前後関係

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