電動だって小さいのは面白い 4 E-テック エースマン プーマ・ジェン-E(1) お手頃EV 3台比較

公開 : 2025.10.10 19:05

モードを問わず軽快 クラスを超えた洗練度

ステアリングホイール裏のパドルで、回生ブレーキは4段階に調整可能。エンジンブレーキをかけるように速度管理しやすく、ワンペダルドライブにも対応する。効きが1番弱いモードを除いて、回生時にブレーキランプが灯ることには賛同し難いが。

ドライブモードを問わず回頭性が良く、ボディロールは小さく、乗り心地は快適。ツギハギだらけの路面を、当たり前のように受け流し、18インチ・ホイールへ手を焼く様子もなかった。カーブへ突っ込むと、アンダーステアで限界を教えてくれる。

ルノー4 E-テック・アイコニック(英国仕様)
ルノー4 E-テック・アイコニック(英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

4 E-テックの充足感は、小洒落たボディやインテリア、しなやかな乗り心地、クルマ全体に染み渡る陽気な雰囲気などが醸し出すもの。高速道路での洗練度は、クラスを超えた水準にもある。意欲的な走りは、アルピーヌA290が担当している。

3気筒ターボのような合成エンジン音

欧州フォードのモデルは、セグメントを問わずドライバーズカーとして秀でてきた。フィエスタにフォーカス、モンデオなど。小さなクーペ、プーマも同様だった。2020年にクロスオーバーとして復活したが、その特徴はしっかり受け継ぐ。

最近追加されたEV版、プーマ・ジェン-Eはどうだろう。内装の質感は、低価格帯のモデルであることを隠さない。プラスチックのままで、耐久性は高いとも表現できる。

ブルーのフォード・プーマ・ジェン-E プレミアムと、ライトブルーのルノー4 E-テック・アイコニック
ブルーのフォード・プーマ・ジェン-E プレミアムと、ライトブルーのルノー4 E-テック・アイコニック    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

タッチモニターの操作性は、4 E-テックに届かない。ドライブモードの切り替えすら、簡単にはできない。しかし、合成エンジン音は気に入った。3気筒ターボを積んだフィエスタ STのような響きで、子どもっぽくない。単調な加速感へ、スパイスが加わる。

この続きは、4 E-テック エースマン プーマ・ジェン-E(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブン・ドビー

    Stephen Dobie

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

4 E-テック エースマン プーマ・ジェン-Eの前後関係

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