【価格は339万円から】4代目新型シトロエンC3が日本上陸!見た目より内面で色濃い「らしさ」のDNA

公開 : 2025.10.05 11:00

乗り心地はシトロエンらしい穏やかさ

パワーユニットは最近のステランティスでお馴染みになりつつある、1.2L直列3気筒ターボエンジンに6速DCTとモーターを組み合わせた48Vハイブリッド。最高出力は101ps、最大トルクは205Nmで、基本的に同じユニットを積むC4よりおとなしい。

でも車両重量は1270kgで、このハイブリッドユニットを積む車種では最軽量なので、加速は活発。有段ギア付きらしいダイレクト感もある。回生ブレーキもはっきり効くので、MTライクな小気味良いドライブが味わえた。

価格はC3プラスが339万円、C3マックスが364万円。撮影車は後者となる。
価格はC3プラスが339万円、C3マックスが364万円。撮影車は後者となる。    平井大介

DCTにパドルはないが、DレンジのほかにLレンジがあって、切り替えるとエンジン主体になり、減速時はシフトダウンしてエンジンブレーキを発生させる。

タイヤ&ホイールは先代の16インチから17インチになったが、乗り心地はC3としては初採用となるプログレッシブ・ハイドローリック・クッションのおかげもあって、シトロエンらしい穏やかさを感じる。それでいて、鋭い段差や継ぎ目をわりと明確に伝えるところもシトロエンらしい。

そしてハンドリングは、ステアリングを切るとプジョーのようにスッと水平移動するような感覚ではなく、前輪駆動であることを濃厚に感じさせる。ここでもシトロエンであることを教えられる。

価格はプラスが339万円、マックスが364万円。ステランティスのハイブリッド車ではもっとも安価だし、ほぼ同じ時期にマイナーチェンジを受けたルーテシアは、エスプリ・アルピーヌという特別仕立てということもあり、399万円に達する。

新型C3は、1台のヨーロピアンコンパクトとしてバランスの取れた内容になっているし、そこに楽しさや優しさを感じるところは、このブランドにふさわしい。

BXのようなヒット作になるかはわからないけれど、見た目でシトロエンを感じるのではなく、実用性や快適性といった内面からシトロエンを感じるクルマと言えそうだ。

新型シトロエンC3のスペック

シトロエンC3マックス
全長×全幅×全高:4015×1755×1590mm
ホイールベース:2540mm
トレッド:F1500mm R1520mm
車両重量:1270kg
エンジン
種類:直列3気筒ターボ
ボア×ストローク:75.0×90.5mm
排気量:1199cc
圧縮比:11.5
最高出力:74kW(101ps)/5500rpm
最大トルク:205Nm/1750rpm
燃料タンク:44L
燃料消費率(WLTCモード):22.3km/L
モーター
定格出力:6.3kW
最高出力:15kW(20ps)/4264rpm
最大トルク:51Nm/750-2499rpm
バッテリー
種類:リチウムイオン電池
定格電圧:37V
総電力量:0.876kWh
駆動方式:前輪駆動
サスペンション:Fマクファーソンストラット Rトーションビーム
ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク Rディスク
タイヤ:205/50R17
ホイール:17インチアロイ(プラスはスチール)
価格:364万円(プラスは339万円)
ボディカラー:ブルー・モンテカルロ(+4万9500円)、ルージュ・エリクシール(+7万1500円)、ブライト・ブルー(+4万9500円)、ブラン・バンキーズ

パワートレインは直列3気筒ターボ+モーターのハイブリッドとなる。
パワートレインは直列3気筒ターボ+モーターのハイブリッドとなる。    平井大介

記事に関わった人々

  • 執筆

    森口将之

    Masayuki Moriguchi

    1962年生まれ。早稲田大学卒業後、自動車雑誌編集部を経てフリーランスジャーナリストとして独立。フランス車、スモールカー、SUVなどを得意とするが、ヒストリックカーから近未来の自動運転車まで幅広い分野を手がける。自動車のみならず道路、公共交通、まちづくりも積極的に取材しMaaSにも精通。著書に「パリ流環境社会への挑戦」(鹿島出版会)「MaaSで地方が変わる」(学芸出版社)など。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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