歴史に埋もれた米国車 40選(後編) 地味だけど大きな魅力を秘めたクルマ

公開 : 2025.10.18 11:45

コミューターカーズ・タンゴ T600

このマシンは最高出力800ps、0-97km/h加速3.2秒、最高速度240km/hという信じられない性能を誇る。この超ナローな電動マイクロカーからそんな性能が発揮されるとは、誰も予想しなかっただろう。タンゴT600はわずか12台のみ生産され、2005年にジョージ・クルーニーが1人目のオーナーとなった。著名人の顧客を抱えていたにもかかわらず、タンゴは高価格と実用性の低さから普及には至らなかった。近いうちに道路でこのクルマに追い抜かれることはまずないだろう。

それでも、都市部の渋滞解消への試みはもちろん、その狂気じみた性能数値だけでも記憶に値するクルマだ。

コミューターカーズ・タンゴ T600
コミューターカーズ・タンゴ T600

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

歴史に埋もれた米国車 40選の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事